本来、歯科技工士は患者さんとの対面行為は不可欠

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第2回 シンポジウム

歯科技工の海外委託から見えてきたもの(下) — 2主催:歯科医療を守る国民運動推進本部

 歯科技工士について、論及するときには、河邊清二さんのことが、思い浮かぶ。本来、歯科技工士は、患者さんとの対面行為は不可欠。今回のシンポジウムに対する、以下は率直な感想である。 金田さんは、「高校の先生が、歯医者さんは儲からない、歯科衛生士学校、歯科技工士学校には行くなとアドバイスしている」と述べた。歯科界が疲弊し、若い歯科技工士が育たない。それはまさに、歯科界の危機である。歯科医院の院内歯科技工士室が、消滅したことに歯科医師自身がどれほど危機意識を持っていただろうか? 今日の歯科技工士問題は、実は歯科医療問題の危機の兆候であった。これに歯科医師自身さえ、気が付かなかったのではないだろうか。 7対3の歯科技工料金の取り分問題は、言わば本質のすり替えであった。そのことに、歯科技工士は気が付かなかったのである。本来、歯科技工料金の10割は、歯科技工士のものである。いわゆる、歯科医師は、それをピンはねしている。歯科医師は当然、ピンはねをしないですむように、歯科補綴関係の診療報酬の値上げを国に要求すべきであった。ところが、現実は歯科医師が、歯科技工料金のダンピングで凌いでいるのである。調剤報酬のように、歯科技工料金を保険に位置づけること。今回の歯科技工の海外委託問題が、社会に問いかけた根本の命題である。歯科技工士の立場、地位については、極めシンプルに捉えたいと考えている。

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