
ご挨拶
初めまして。今回、米国の歯科事情や歯科衛生士のワークスタイルについて書かせて頂くこととなりました、弥咲です。
生まれも育ちも鹿児島県。高校時代の交換留学をきっかけに自然溢れるシアトルが大好きになりました。短大卒業後、アメリカンドリームを追いかけて渡米し、在米歴約10年となります。米国で歯科衛生士の免許を取得し、アメリカ現地でRDHのワーク・ライフ・バランスを実体験中です。その経験と、そこから得る見識を、これから皆様と共有していければと思っています。
生まれも育ちも鹿児島県。高校時代の交換留学をきっかけに自然溢れるシアトルが大好きになりました。短大卒業後、アメリカンドリームを追いかけて渡米し、在米歴約10年となります。米国で歯科衛生士の免許を取得し、アメリカ現地でRDHのワーク・ライフ・バランスを実体験中です。その経験と、そこから得る見識を、これから皆様と共有していければと思っています。
米国歯科衛生士の働き方・仕事内容
私が米国歯科衛生士を選んだ理由はズバリ「定時上がり」です。二人の幼子を抱える私にとって、それは最優先事項。日本の歯科医院では、まだまだ拘束時間が長く、歯科助手の仕事を同時にこなさないといけないこともあり、仕事内容の仕切りが明確でないと思われます。麻酔を打つのはさることながら、レントゲンのボタンさえ歯科医師でないと押せないという実情は米国では理解しがたい事です。
①勤務時間

②仕事の現状は…

私が働いていたクリニックは、歯科医院にしてはなかなか大きなサイズです。歯科医が4人、歯科衛生士が9人、歯科助手が4人、受付に8人も常勤しています。それだけの人数が働いていると、仕事をシェアすることもなく、自分の仕事のみに専念することが出来ます。その分、患者さんの治療やアドバイス、信頼関係の構築に繋がるのです。ワシントン州でも、歯科衛生士が歯科助手の代わりにアシストとして歯科医についたり、受付で保険処理・電話対応をしなければならない医院も少なからずあります。しかし、圧倒的に日本の歯科医院の方が、他を兼務させられることが頻繁なのではないでしょか。
③仕事内容

ディープクリーニングの際は、歯科衛生士が自ら麻酔を打ち、レントゲンが必要であれば撮り、丁度麻痺して来たところで治療を始めます。次の患者のキャンセルが出れば、急遽、詰め物を詰めることも出来ます。患者さんをどの部屋に動かすでもなく、全て個々の部屋で一連の作業を行うことが出来るようになっています。これは、歯科衛生士が職として確立している証拠だと考えています。
クリーニングのみに終わらない米国歯科衛生士の仕事内容。向上心が人一倍強い私の心を擽ります。まだまだ探求余地のある歯科業界。改めて歯科衛生士を職として選んで良かったと感じています。そして、この歯科衛生士というキャリアが、日本でも母親に優しい職になってほしい、とそう心から願っています。
この記事を書いた人

BEAUTEESH
~米国歯科衛生士*弥咲~
~米国歯科衛生士*弥咲~
記事提供
© Dentwave.com