知識・ノウハウ

「2型」糖尿病は、遺伝的な要因に加え、運動不足や食べ過ぎなどの生活習慣が加わって発症すると言われている。一方で、「1型」糖尿病は、膵臓のインスリンを出す細胞が壊されてしまう病気で、子どもなどの比較的若い年齢から発症することが多く、生活習慣病が大きく関わる「2型」とは原因も治療法も異なる。

そしてつい先日、1型糖尿病患者において、⻭髄創傷治癒が遅延するメカニズムが新潟⼤学⼤学院医⻭学総合研究科う蝕学分野の研究グループにより解明された。

今回の記事では、先日発表された『1型糖尿病患者において、⻭髄創傷治癒が遅延するメカニズム』の研究について解説していく。

時間に追われ、慌ただしい日々を送っている方が多い現代において、生活習慣病の予防には特定健診は健康な体を維持するために欠かせない重要な検診となっている。

そんな中、信州大学医学部とサンスター株式会社は共同研究によって『特定健診時に併せた歯科的介入が、歯間ブラシ・洗口液の習慣化や口腔・全身の健康状態の改善に影響することを発見した』と発表した。

今回の記事では、国民の健康を維持、予防をより一層促進していくであろう、この驚くべき発表について、詳しく解説していく。

小児の歯並びや咬み合わせの問題は、将来的な歯の健康や口腔機能に影響を与える可能性があります。そのため、早期に適切な治療を行うことが重要です。

その中でも、最近では「プレオルソ」と呼ばれる矯正治療が注目されています。本記事では、プレオルソの仕組みやメリットについて詳しくご紹介します。

小児の歯科口腔診査ポイント

小児の歯科口腔診査は、歯の健康を維持し、早期に虫歯や問題を発見するために非常に重要な診査です。そこで今回は小児の歯科口腔診査のポイントについてご紹介します。

睡眠中に歯ぎしりをしている人は成人で約10%ほどいると言われており、決して珍しいことではありません。

とはいえ、睡眠中における歯ぎしりがどのようなメカニズムで起こるかについてはハッキリと明らかになっておらず、原因のほとんどがストレスであるとされている。

治療法については、スプリント療法などの対処療法はいくつかあるものの、睡眠中の歯ぎしりを治療する単一の治療法は未だ確立されていない。

ところが今回、睡眠中の歯ぎしりについて新たな可能性が発表された。

それは睡眠中の歯軋りが食物繊維と大きく関係しているという驚きの新事実だ。

そこで今回の記事では、岡山大学学術研究院医歯薬学域およびノートルダム清心女子大学食品栄養学科の研究グループが発表した研究結果をもとに「睡眠中の歯軋りが食物繊維」について解説していく。

糖尿病の合併症の一つに歯周病があること、相互に悪影響を及ぼされることは歯科医療従事者であれば誰もが知る事実ではないだろうか。

さらに2024年2月、大阪大学大学院歯学研究科口腔全身連関学共同研究講座の研究グループが歯周病と糖尿病との関係性について、驚きの新事実を発表した。

2型糖尿病患者がクロルヘキシジン配合マウスウォッシュを用いてうがいを行うことで、口腔内に存在する悪性度の高い歯周病菌種が減少するとともに、血糖コントロール状態が改善するという事実だ。

今回の記事では、新たに明かされた”うがいと糖尿病の関係”について、大阪大学大学院歯学研究科口腔全身連関学共同研究講座の研究グループの発表を元に解説していく。

前回はOHIについて詳しく解説してきました。今回は効果的なOHIを行うポイントについて解説していきます。

前回は​​TBIを何度行っても改善されない患者への対応法として、​​​​患者側に原因がある場合について解説しました。今回は指導する歯科衛生士側に原因がある場合について詳しく解説します。

今回は、歯科衛生士のcoe会員の歯科衛生士の方に対し「小児患者の対応」に関するエピソードをお聞きしました。

ぜひ明日の臨床から活かしていただけたら幸いです。


■調査期間:2024年1月21日~2024年1月24日
■回答者:歯科衛生士のcoe会員 48名

皆さんは口腔機能発達不全症という言葉を聞いたことがありますか?
今回は近年増加傾向にある口腔機能発達不全症についてご説明します。

前回は、TBIを何度行なっても改善されない患者への対応法「患者を理解するための問診」について解説させていただきました。
今回は、「TBIを行う際のポイント」について解説させていただきます。

「TBIを何度行っても改善されない患者」に頭を悩ませた経験はありますか?歯科治療はブラッシングに始まりブラッシングに終わるとも言われますが、TBIを嫌がる患者や日々のブラッシングをおざなりにしている患者は少なくありません。また毎日ブラッシングをしていても、正しく磨けていない患者も多くみられます。今回はTBIを何度行なっても改善されない患者への対応法として、患者側に原因がある場合について解説します。

前回は、笑気吸入鎮静法の特徴と使用できないケースを解説させていただきました。
今回は<患者説明のポイントと流れ>について解説いたします。

歯科治療において、歯科恐怖症患者や小児患者は、不安や恐怖をストレスとして感じています。それらを軽減し、なおかつ治療を安全に行うことが必要です。その方法の1つとして、今回は「笑気吸入鎮静法」の実践的な使い方を解説します。

歯科衛生士の皆さまは、小児の矯正治療のタイミングはご存知でしょうか?

患者さまから相談された際に答えられるよう「何歳から始めるべきなのか」「子どものうちから矯正治療をスタートさせた方がいい理由」などを詳しくご説明します。

歯科治療に伴う精神的ストレスを軽減し、リラックスした状態で治療を受けられる静脈内鎮静法について、引き続き施術の流れと歯科衛生士の役割を解説します。

静脈内鎮静法とは?【前編】

日々の臨床業務の中で、静脈内鎮静法を使用した治療の介助を行う機会はあるでしょうか。今回は歯科治療に伴う精神的ストレスを軽減し、リラックスした状態で治療を受けられる静脈内鎮静法について解説します。

ほとんどの人の口腔内にいると言われている”歯周病菌”がインフルエンザウイルスの感染力を高めてしまうことをご存知ですか?

とはいえ、”歯周病菌”とインフルエンザがどのように関係しているの?口腔内には何億種類もの細菌が住み着いているのに、なぜ歯周病菌?と疑問に思う方もいるのではないでしょうか?

そこで今回はインフルエンザウイルスと歯周病について、インフルエンザの発症率を10分の1にする歯磨き方法などについて解説していきます。

この冬、インフルエンザに罹らず家族や仲間と楽しく過ごすためにぜひ最後までご一読いただけますと幸いです。

実は乳幼児期の親から子へのキスや食器共有をしないことは虫歯予防へはつながらないのです。

とはいえ、実際 自分の子どもへのキスを口に直接しないように気をつけたり、食べ物をふーふーして冷まさないようにしたり、同じ食器を使わないようにしたりと虫歯にならないよう気をつけているという親は多いのではないでしょうか?

今回はこのように虫歯に対して不安のある方に向けて、正しい知識と真相をお伝えしていきますのでぜひ最後までご一読ください。