ルーマニアの歯科界が一丸となり、ウクライナ難民を支援

ルーマニアの歯科界が一丸となり、ウクライナ難民を支援

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ルーマニア、ブカレスト:ロシアによるウクライナへの侵略が続く中、人道的な対応も強化され、より多くの国々に広がっています。このたび、ルーマニア審美歯科学会(SSER)の代表が、ウクライナ難民のためにさまざまな支援を行うことになりました。

ウクライナ戦争が勃発して以来、毎日数千人のウクライナ人がルーマニアとの国境を越えています。SSERの代表者は、学生組織であるSSER youngのメンバーとともに、ブカレストのトライデント歯科医院とマグナファーマ・ルーマニアのロジスティックサポートを受けて、3月4日にルーマニアとウクライナの間で最も交通量の多い国境越え地点であるSiretという町の近くに行き、テントや寝袋、衣類や口腔衛生用品など、緊急に必要となる道具を配布しウクライナの難民を支援しました。

トライデントのアソシエイトディレクター兼歯科医師であり、SSERのコーポレートディレクターであるフロリン・ラザレスク博士は、「私たちのコミュニティが、困っている人たちに連帯感を示し、団結したことに驚きを感じています」と述べています。この7日間で、ここ数年見られなかった共感のデモを目にしました。何百、何千という人々が、ウクライナからの難民に援助を申し出ています。また、当局も効果的に行動し、非常に助かっています。ルーマニアの国境は、すべてのウクライナ人に対して広く開かれており、私たちの心も同様です。私たちは必要な限り支援を続けます。残念ながら、これは私たちが直面する大きな人道的危機の始まりに過ぎないからです。今後数週間、数ヶ月、そしてもっと長い期間、より多くの人々が私たちの助けを必要とするでしょうし、私たちはそのための準備が必要です。

ブカレスト、クルージュ・ナポカ、イアシュイ、ティミシュオアラ、ブラーシュオフ、ガラタリなどルーマニアの多くの都市にある支部と、ルーマニア全土のSSERメンバーを通じて、SSERは緊急歯科サービスを無料で提供し、この国に到着したウクライナ難民を助ける他の努力を支援することを目指しているのです。最近、ポーランドでも同様の人道的な取り組みが開始されました。

記事提供

© Dental Tribune

ライター

Dental Tribune Romani

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