アンチエイジングによる口腔疾患予防へ

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口腔医療実現から健康長寿を確立する

  

平成22年度東京歯科大学口腔科学研究センターワークショップが3月7日、千葉校舎講堂で開かれた。司会は口腔科学研究センター研究機器管理部長の石原和幸教授。これまでの研究成果の報告、特別講演などが行われた。口腔科学研究センターは、平成8年度に東京歯科大学は文部省(現文部科学省)の『私立大学ハイテク・リサーチ・センター整備事業』の対象施設に歯科大学として初めて選定され、この整備事業の中核をなす研究拠点として開設された。口腔領域の組織、機能及び歯科医療に関する先端的、かつ総合的研究を推進し、学術研究水準の向上を図り、歯科医学の進歩、発展に寄与することを目的とした。口腔科学研究センターではHRC研究とコア研究の二つのプロジェクトが研究の主体となっている。HRC研究はこれまでに6つの研究プロジェクト(各研究期間5年)が行われ、現在7番目のHRC第7プロジェクト「口腔アンチエイジングによる生体制御」(平成18年度〜22年度)が遂行中である。

金子譲学長が以上の経緯を振り返り、以下の開会挨拶をした。<金子譲学長の開会挨拶>これまでは、研究においては機器を重複しないような効果的使用に過ぎなかったが、2年前に 井上孝教授がセンター長となり、機器を有機的に動かしていくこととなった。15年経過したが、世の中も相当変わって来た。口腔の健康が全身の健康に影響すると言われはじめた。我々の研究報告のターゲットは、口腔領域の組織、機能及び歯科医療に関する先端的、かつ総合的研究を推進、することだ。しかし、歯科の閉塞感のなかで、日常臨床も忙しいわけだ.この先どうなるのだろうか、という問題もあり、研究ターゲットがはっきりしている割には、研究成果が臨床に結びついていない。臨床応用が簡単にはいかない。だが、歯科の発展は研究成果以外にはないわけであり、この研究センターの役割は非常に大きいと思っている。みなさんの力で、センターを活性化していただきたい。

<研究プロジェクトの目的・意義及び計画の概要>高齢化社会における健康推進・健康長寿達成には、多角的・多面的な研究を集約し、臨床応用への展開することがきわめて重要である。 口腔機能から全身の健康を達成さることを課題としている。その研究組織をこれまで構築してきた。1口腔機能による生体制御機構の解明。2口腔・顎顔面機能再構築のための高機能素材の開発。これが、平成8年度の文部省(現文部科学省)の『私立大学ハイテク・リサーチ・センター整備事業(HRC)』として採択された。プロジェクトでは、HRCの研究成果を基盤として「口腔のアンチエイジング」という新しい観点から健康推進に寄与する。基礎研究を通して具体的に口腔のアンチエイジングを証明し、EBMにつながる臨床応用への展開を図る。高齢化社会に対応した口腔医療実現から健康長寿を確立する。このプロジェクトを通じて、最先端の研究を世界に発信する。また、口腔疾患の予防を含めた歯科臨床との架け橋を築く。世界をリードすり歯科医学の若手研究者を育成する。◎目標・課題口腔のアンチエイジングの基礎研究エイジングに対する口腔固有機能と細胞の活性化アンチエイジングによる口腔疾患予防アンチエイジングのための再生医療以上の5つの課題を軸として、エイジングのメカニズムから個体の診断、それに基づく必要な治療の選択。そして口腔を基盤に全身の健康を考え、健康長寿の達成を目的とする。

研究成果報告と特別講演の内容は、後日掲載予定。

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