世界の歯科の動きにアンテナを巡らせ、日本の優れた歯科医療を世界へ発信

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日本の役割は診療、研究、教育での世界貢献

世界レベルでの口腔保健向上を目的に結成されたFDI(世界歯科連盟)は、ジュネーブに本拠を置く歯科医師会組織の歯科医師数100万人を超える世界最大の会員制歯科組織です。日本歯科医師会も加盟しており、中心的な役割を担い、リーダー的な存在として活動しています。現在、FDI連盟理事として井上孝先生(東京歯科大学教授)、予算委員会委員として小林慶太先生(日本歯科医師会常務理事)、平野裕之先生(日本歯科医師会国際渉外委員会委員長)と私が常置委員会の委員としてFDIで活動しています。FDIの活動に参加してわかったことは、世界の歯科医療の現状と課題の多様性です。世界から日本の歯科医療を見ると、技術や材料は世界のトップレベルであると感じています。それらを世界に広め、指導していくことが日本の役割だと思います。同時に、世界貢献という点でも、日本は大きな期待を寄せられています。医療には診療、研究、教育という3つの大事な柱がありますが、例えば教育では、日本の大学は東南アジアその他の国々から学生を数多く受け入れ、日本の歯科医療を教え、日本で学んだ学生たちが母国に帰ってその国の歯科医療を担っていくなど、大きな貢献を果たしています。研究においても、基礎歯学研究と、それを基盤とした歯科薬剤の開発、新たな検査、診断、治療法の確立などにおいて、日本は他国の追随を許さないほど進んでおり、その優れた成果を世界に広めていく役割があります。

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上條 竜太郎(かみじょう・りゅうたろう)
  • 日本歯科医師会国際渉外委員会 委員
  • FDI世界歯科連盟学術委員会 委員
  • 昭和大学歯学部口腔生化学講座 教授

1987年に昭和大学歯学部卒業後、同大学大学院(口腔外科学専攻)を1991年に修了。同大学歯学部第二口腔外科学教室助手を経て、1991年と1999年にニューヨーク大学医学部留学。2001年に帰国し、昭和大学口腔生化学教室教授に就任、現在に至る。日本歯科医師会学術委員会委員(2011~2015年)を務めた後、同国際渉外委員会委員。2015年からはFDI世界歯科連盟学術委員会委員。現在、東京歯科大学客員教授、東京医科大学客員教授、国際歯科研究学会日本部会理事、日本歯科医学教育学会監事、歯科基礎医学会常任理事、日本口腔組織培養学会会長を務める。

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