洞爺湖協会病院口腔外科研究施設に、専門医育成担う

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室蘭民報 2013年11月28日(木)朝刊 公益社団法人日本口腔(こうくう)外科学会は、洞爺協会病院(洞爺湖町高砂町、青木茂院長)歯科・歯科口腔外科の高度な診療体制を評価し、学会認定の関連研究施設として登録した。 口腔外科の専門医らが常勤し、今後の症例数、手術数の増加にも対応できると認定した。 同学会は先に実施した実地調査を踏まえ、専門医制度委員会、理事会の各審査を経て合格と判定。 2013年(平成25年)10月1日から5年間を第1回の登録有効期間とした。 西胆振の医療機関では2カ所目。 同病院の歯科・歯科口腔外科は03年11月に開設。常勤医1人体制が続いたが、12年4月から常勤医2人体制に拡充。現在は専門医の荻和弘医長(43)、岡本準也医師(26)が勤務し、平日午前8時半~午後3時半、土曜午前8時半~正午の時間帯で診療。 全身麻酔を必要とする親知らずの抜歯などの手術は火曜午後から行っている。 手術用の設備、入院施設も完備しており、難しい症例の場合は複数の歯科衛生士、看護師が荻医長らをサポート。 地域の医療ニーズに応えるため、診療体制の一層の強化を図る中で、学会認定専門医への経験を積むことができる研修施設として認められた。 札幌医大は道内各地の病院に医師を派遣しているが、口腔外科学会認定の関連研修施設はなく、洞爺協会病院が初めての登録。荻医長は「札医大から派遣される若い医師が、ここで専門医へのステップとなる症例数を確保できるため、地域や診療所との連携がさらに強まるのではないか」と話している。 (伊藤教雄)
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