在宅の歯科医療や障害者の歯科医療を推進

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都道府県歯科医師会社会保険担当理事連絡協議会が3月10日、歯科医師会館大会議室で開かれた。

 

 <厚生労働省保険局・上條歯科医療管理の挨拶>

 

 今日は平成22年の歯科の診療報酬改定の説明があるが、その前に私のほうからご挨拶をさせていただきたいと思う。

はじめに、歯科医師会、日本歯科医学会の先生方も出席しているとい聞いているが、学会等を通じても歯科の診療報酬制度の円滑な運用という側面で、日々ご尽力をいただいているのではないかと思い感謝したい。

ところで、歯科の診療報酬本体の改定率は、2.09%という数字が示された。

私も役人して、平成12年以来、10年ぶりの改定率となったと記憶している。

しかしながら、社会を取り巻く現状は厳しいものがある。

経済の成長も高まらず、世の中の失業率が高い状況であり、高どまりであり勤労者の収入もなかなか伸びないという実情もあると思う。

今回の改定は、協会健保等支払側のご理解があって、成り立ったものだと正直感じているところである。

それはともかくとして、今回の診療報酬改定自体は、社会保障審議会でご議論され、昨年、策定された改定の基本方針について示されているわけである。

充実が求められる歯科領域を適切の評価していく視点のなかで、あくまでも歯科医療の充実していくべき分野が位置づけされた。

同時に在宅の歯科医療を進めていこうという観点も、基本方針のなかに加えられたことが大きな点である。

そのようなことを踏まえて、診療報酬改定の内容が定められ、プロセスを経てここまで来たというのが実情である。

なお、中医協の審議も昔と比べると変化をしてきた。

メンバー構成も代わってきたが、以前にも増して調査結果やエビデンスなどを踏まえた議論になってきたようなきらいを、私自身このごろ強く感じている。

実際に先生方も見、聞きされている点もあるのではないかと思う。

ちなみに、診療報酬改定の後に、それを検証していくという時代にもなってきた。

具体的な診療報酬改定の項目については、後で宮原の方から話があるので、私からは大雑把な話をしていただく。

まず、在宅の歯科医療や障害者の歯科医療を推進することが示された。

それにともない、拠点となる病院の支援が求められる。

難しい患者さんをやはり受け入れる病院がないと推進できないので、そのような側面から、受け入れ体制を円滑にする意味から、病院歯科を少し強化していくという視点がある。

また、有床義歯の管理体系を変えたり、歯科技工加算を新設した。

一方、先生方にとって興味があるのは歯周治療の新たな技術を入れたなど、歯科医療の技術を評価した。

このほか、耳ざわりはよくないが、診療報酬体系の簡素化を図りながら、初診料、再診料について引き上げを行った。

なかなか基本診療料の引き上げを行うのは、今は難しい状況もある。

しかし、メリハリをついけるためには、やらざるをえないことから一部簡素化を行ったものもある。

今回はシステム事態もあまり大きくないが、比較的規模も大きかった診療報酬改定になったのかと思いっている。

毎度のことであるが、来月から新たな診療報酬体系により、とにかく始まるわけであり、あくまで適切に制度が運用されることが切望されると考える次第である。

そのことを私からお願いして、宮原の説明に移るので私の挨拶とさせていただく。

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