小児患者の歯科恐怖症を最小限まで和らげる動機付けの方法とは?

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小児患者は歯科医院に対して「怖い」イメージを持っている
今回、Dental Tribune Internationalで紹介するのは、Today (10/18号)に掲載された、” How to minimize dental anxiety by incentivizing your pediatric patients”の記事内容である。2018年5月26日のアメリカ小児歯科学会にブースを出展した”SmileMakers”の従業員が、小児患者の歯科恐怖症の症状を緩和するためのコツを紹介している。日米に限らず、多くの小児患者が歯科医院に対して、ネガティブなイメージを持っているが、歯科医院に定期的に、かつ楽しく通院してもらうにはどのようなことが出来るだろうか。
通院を楽しく、継続させるには、「ゲーム感覚」と「ご褒美」が鍵
小児の口腔ケアに関する意識を高めるポイントとして、オーラルヘルスに関するチェックリストを手渡し、できた項目を鉛筆で毎日チェックしてもらうことがある。チェックリストの項目は、以下のように簡単なもので構わない。
  • 今日、歯を磨きましたか?
  • 今日、2回磨きましたか?
  • 今日、フロスを使用しましたか?
ポイントは、ゲームのような感覚で、一つできればその都度チェックをつけていくことである。また、できたことに関し、親がしっかり誉めてあげることも肝要となる。したがって、担当医が、患児の親に子どもを褒めてあげるよう指示することもポイントである。これを毎日行うことで、子どもの歯磨きを無理なく習慣化することが可能になる。
次に重要なのは、記入したチェックリストを持ってきた際に、ご褒美をあげることである。前回の来院時よりも上手に磨けていれば、少しだけ良いご褒美をあげるなどの工夫をするだけでも、歯磨きに関するモチベーションを大きく向上させることが可能である。
小児にあげるものは、シールのような安価なもので十分である。歯のシールなど、院外では購入しにくいものをあげる、定期検診を続ければシールをコレクションすることができる、などの工夫もポイントである。
「歯磨きチェックリスト」と「ご褒美」を活用すれば、小児の歯科医院に対するイメージを限りなくポジティブにしていくことが可能である。本記事が、読者の日常診療の一助になれば、幸いである。
まとめ:小児の歯科恐怖症を最小限まで和らげるポイント
  • 歯磨きに関する簡単なチェックリストを小児に手渡す
  • 習慣化のため、チェックリストへの記入は毎日行ってもらう
  • 子どもが歯を磨くことができたら、その都度誉めるよう、親に指示する
  • 来院時に、チェックリストを持ってくればご褒美をあげる
  • ご褒美は歯のシールなど、安価で手に入れにくいものにする
  • いつもより綺麗に磨けていたら、普段より良いものをあげる工夫を加える
By Dental Tribune International
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