日本郵政、大阪北逓信病院の閉院を発表-カルテ開示窓口は京都の病院に

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 日本郵政は1日、大阪北逓信病院(73床、大阪市北区)を3月末で閉院すると発表した。入院患者らには転院先を紹介している。また、閉院までの間、新規の患者の受け付けも制限する可能性があるという。4月以降のカルテ開示や証明書作成などは、京都逓信病院が窓口となる予定。【新井哉】

日本郵政の病院事業をめぐっては、2015年3月期決算で約60億円の赤字を計上。同年4月には仙台、新潟、神戸の3病院を譲渡していた。大阪北逓信病院の閉院で残る逓信病院は全国10カ所となる。

 大阪北逓信病院は、内科や外科・肛門科、小児科、眼科、耳鼻咽喉科、放射線科の6診療科を標榜。経営理念に「自律的経営」の確立に向けた経営基盤の強化などを掲げていた。経営の効率化を図るため、12年1月に4階病棟(22床)を休床。同年7月には耳鼻咽喉科も休診となっていた。

■各科の「最終診療日」も発表

 同病院は1日、閉院までのスケジュールをホームページに掲載。外科・肛門科は3月10日、内科は同11日、眼科は同18日、小児科は同29日をそれぞれ「最終診療日」としている。今月1日以降の新規患者については、他の医療機関を紹介する場合があるという。

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