観光気分で医療サービスも?
マイナビニュース 2013年11月22日
韓国で、近年、観光客の呼び込みと受け入れに力を入れている分野がある。
それは「医療ツーリズム」だ。
「医療ツーリズム」とは、海外から来た旅行者が医療プログラムを受けることができるサービスであり、特に美容整形、スキンケア、レーシック、人間ドックといった分野での「医療ツーリズム」に注目が集まっている。
上記の分野以外でも、記憶に新しいところでは、今年1月に女優の小雪さんが第二子となる長女を韓国の病院で出産、その後、「産後調理院」という施設で産後の休養をしたという話題が大きな注目と反響を呼んだ。
「産後調理院」は産後の母子をケアする「産後ケアセンター」のことであり、韓国では一般的な施設である。
日本にはない産後の療養方法に小雪さんが感銘を受けたとのことで、これもまた、韓国の医療施設や「医療ツーリズム」が注目されるきっかけとなった。
韓国は、特に美容整形やスキンケアといった美容分野、視力回復手術の眼科専門病院や医院が街中に数多く見られ、医療的な技術も高いと評判である。
現にソウルや釜山の都市部では日本人や中国人観光客の受け入れを積極的に行なっている医院も多く、日本語や中国語が可能な通訳を配置したり、ソウルや釜山の観光情報サイトにて医院の概要や医療プログラムの詳しい紹介を行なってたりもしている。
このような点からも、日本からの医療ツーリズム需要が見込まれていることがうかがえる。
レーシック手術をメインとしている眼科では、待合室に無料のカフェがあったり、日本語ができるカウンセラー、最新の機械を取り入れるなどした上に、高級感のあるつくりを演出しているのも特徴である。
しかし、技術が高く、費用も安いのがメリットだと言われてはいるが、やはり個人差があることも事実であり、帰国後のアフターケアや万一のトラブルが起こった場合なども考えると、韓国のみならず海外での医療サービスを受けるに当たっては、事前のリサーチやリスクをよく考慮した上での検討をおすすめしたい。
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