歯周病は糖尿病、肺炎など全身の病気とも関連がある

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歯周病、早産に影響も 県歯科医師会など講座 熊本市

 

歯科衛生士からブラッシングの指導を受ける参加者たち=熊本市 「熊本型早産予防対策事業」を紹介する市民公開講座が11日、熊本市中央区の県歯科医師会館で開かれ、医師らが歯周病と早産の関連について解説した。

 熊本大大学院と県歯科医師会が主催。約30人が参加した。

 この事業は新生児の死亡や低体重での出生につながる早産を減らそうと、県が熊本大などと連携して2012年8月から始めた。

 早産の危険因子とされる歯周病と細菌性膣[ちつ]症に着目。症状の早期発見・治療につなげるため、妊婦が検査を無料で受けられるようにしている。

 同大産科婦人科の大場隆准教授らが、歯周病になると早産の危険度が高まるメカニズムなどを説明。県歯科医師会の城敦哉・地域保健委員は「歯周病は糖尿病、肺炎など全身の病気とも関連がある。予防には歯ブラシと歯間ブラシなどで歯垢を落とすことが大切」と話した。

 県歯科衛生士会によるブラッシング指導もあった。(田中祥三)

(熊本日日新聞 2013年2月13日朝刊掲載)

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