東北大地震の被災地の復興と歯科界の対策、支援が日々進んでいるが、日本歯科医師連盟の第112回評議員会が3月30日、歯科医師会会館で開かれた。
はじめに、指名点呼をとったが77名中出席は71名であった。
ついで、物故会員に対する黙祷、冥福を祈った。
このあと、被災地を代表して、岩手県の箱崎守男評議員が発言を求め、被災地への義援金、物資等の支援に対する謝礼を述べた。
箱崎評議員は、沿岸部の会員127名中3名死亡、2名行方不明と報告した。
また、挨拶した日本歯科医師会の大久保会長によると会員の死亡は8名であった
国会議員の報告によると、「現場の状況は、報道されたものと大分違う。現場が想像以上に厳しい」と石井みどり参議院議員は指摘した。
また、現政府の対応を阪神大震災と比較して復興の遅れを批判、「人災でもある」と述べた。
「歯科医療の役割がますます重要になる」として、計画停電に対しても、診療に大きな影響が出ている現実を踏まえ、関東の会員の声を代弁し改善を求めた。
主な議題:会務報告、会計報告、監査報告。
議事は平成23年度事業計画、同一般会計収支報告、次期役員選挙。
事前質問は以下であった。
歯科金属材料について
3年制移行に伴う歯科衛生士業務の見直しについて
連盟の役割について
歯科技工士、歯科衛生士との関係について
西村まさみ選挙の総括について
選考委員会の規定改正について
政治資金パーティーについて
歯科医師の国会議員への支援と連携について
連盟組織のスリム化について
なお、堤直人会長が勇退し、新会長に高木幹正さん(岐阜県歯科医師連盟会長)を選出した。
監事には以下の3名を選んだ。
佐藤博嗣(山崎県歯科医師連盟会員)
中野健一郎(静岡県歯科医師連盟会員)
中村昌人(神奈川県歯科医師連盟会員)
◎日本歯科医師連盟評議員会の詳細は後日掲載(来賓挨拶や各国会報告、各議事内容等)
記事提供
© Dentwave.com