患者負担分はなく、歯科医院の経営、運営ができるのだろうか? 裏には何があるのか、と不可思議に思っていたが、診療報酬の架空請求や水増し請求があったとされるのは、札幌市の歯科医院「デンタルライラック」 北海道厚生局は8月5日、「デンタルライラック」・院長前田英一歯科医師(44)が特定非営利活動法人「CMケア機構」と一体化して、患者が支払う診療費の窓口負担分を無料にしていた問題で、同医院の保険医療機関の指定を取り消す行政処分を決定した。 この決定に対して、前田歯科医師は処分取り消しを求めて提訴するようである。 なお、厚生局は7月16日、架空の診療録などを使い、診療報酬の架空請求や水増し請求を繰り返し、診療費を不正請求していとして、保険医登録を取り消す行政処分をしている。保険料収入などを記す帳簿がなかったとされる。また、適正人数を大幅に超過して診療していたことも分かった。医療法人はまなすデンタル医療機構(仁科雅晴理事長代行)の運営で、昨年7月に開業。 なお、月間の初診患者数は約100人で、全国平均より30〜40人も多かったという。
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