医療情報システムの安全管理に関するガイドライン

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すべての医療機関等の管理者向け読本

平成21 年3月

厚生労働省

本書の想定読者とその目的

本書の位置付け

本書は、厚生労働省が策定した「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」(以下、「ガイドライン」という。)を医療機関等の管理者に理解してもらうために、そのポイントを要約したものである。

本書でいう「医療情報システム」とは、医療機関等のレセプト作成用コンピュータ(レセコン)、電子カルテ、オーダリングシステム等の医療事務や診療を支援するシステムだけでなく、何らかの形で患者の情報を保有するコンピュータ、遠隔で患者の情報を閲覧・取得するようなコンピュータや携帯端末も範疇として想定している。また、患者情報が通信される院内・院外ネットワークも含まれる。ガイドラインは、①各種の法令等で求められるもしくは規定される要件を満たす実行指針、②医療に係わる情報を医療機関等の資産(以下、本書では「情報資産」という)と捉え、継続的に保護して行くためのプロセスに関する手引書、の2つの性格を有している。従って、ガイドラインでは情報技術を利用・活用する場合の留意点等を記載するに当たって、遵守すべき法令等への言及、情報資産の保護のための方策等に対して詳細に渡って解説を加える必要があることから、内容や頁数が多くなる傾向が避けられず、平易に読めるものにはなっていない。そのため本書は、ガイドラインの概要をできるだけ平易に示し、医療機関等の管理者にそれを理解してもらうことを期待して作成した。

http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/03/dl/s0301-6a.pdf

 

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