【糖尿病専門医に聞く】歯科の最大の強みは「連続性」。子どもから高齢者まで、慢性疾患予防のアプローチを

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糖尿病専門医である西田亙先生は、歯科医療従事者に歯周病と糖尿病の関係、共通項、そして歯周病の管理がいかに糖尿病の予防、管理につながるのかについての講演を、毎週のように全国各地で行っています。そこで今回は西田先生に、この講演活動のきっかけから、伝えたいこと、活動への思いまでを伺いました。

歯周病を治療したら自分自身の体が変わった

Dental Tribune Japan:糖尿病専門医でありながら、歯科にアピールしたいと思われたきっかけは? 西田先生:以前、私は朝1回しか歯磨きをしていなくて、リンゴをかじると血が出るなど、ひどい歯周病にかかっていました。その当時は体重が92㎏以上もあり、糖尿病専門医であるにもかかわらず糖尿病予備軍で、しかも高血圧症や重症の不整脈もありました。
そんな時、愛媛大学と愛媛県歯科医師会との共同臨床研究をきっかけに、まずは自分自身から歯周病の治療を受けることにしたのです。歯周病の治療の過程で、夕食後の歯磨きが習慣になると、せっかくきれいにした口の中を汚したくないので、自然と夜食を取らなくなりました。運動もするようになり、1年以上をかけて18㎏の減量に成功。すると糖尿病のリスクが減るとともに、高血圧症などがすべて姿を消したのです。
また、病院勤務時代には、糖尿病患者さんの歯周病治療により、糖尿病が劇的に改善した症例も経験しました。これらに驚いて歯科の勉強を始めたところ、糖尿病をはじめとしたあらゆる疾患が、口腔と深くつながっていることに気がついたのです。
現在は、日本糖尿病学会も歯周病との関係について、前向きに言及してはいますが、実際に糖尿病患者さんに向けて、歯周病治療の必要性について積極的に発信している人は一握りにすぎません。
そこで、糖尿病の管理には歯科医療という場が欠かせないことを、こうして歯科医療従事者に向けて発信し始めました。

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西田 亙(にしだ わたる)
  • にしだわたる糖尿病内科 院長
  • 医学博士・糖尿病専門医
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