神奈川県歯科医師会主催「歯科医師復職支援講習会」

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神奈川県歯科医師会主催「歯科医師復職支援講習会」概要
2月17日、神奈川県歯科医師会館で、「歯科医師復職支援講習会」が開催された。
当日の参加者は歯科医師11名で、男性2名、女性9名であった。結婚・出産・育児が落ち着き、もう一度歯科医師として現場復帰したいという想いを持つ方が多かった。
歯科衛生士の復職支援講習会は全国各地で開催されているが、歯科医師向けの復職支援講習会は非常にまれである。また、歯冠形成やエンド治療の実習付きということもあり、当日は九州から参加した歯科医師もいた。
▲歯科医師復職支援講習会 講義の様子①
歯科医師復職支援講習会 アウトライン

・講義(歯科関係法令、医療安全、医療保険、在宅歯科医療)
・ハンズオンセミナー(歯冠形成、印象採得、エンド手技、歯周治療、救急蘇生法)
・企業展示(GC、モリタ)
本記事では、歯科医師復職支援講習会の講義とハンズオンの一部を紹介する。
復職前におさえておきたい医療保険
▲歯科医師復職支援講習会 講演の様子②
歯科保険診療の算定が2年に1回改定されることから、保険点数の算定について不安を抱く方も中にはいるのではないだろうか。
セミナーでは、「診療情報連携共有料」、「口腔機能管理加算」、「小児口腔機能管理加算」など、30年度改定で新たに追加された項目に関する説明がなされていた。
以降では、保険者からレセプトに不備があるとして審査会に戻される保険者再審査で査定の多い事例を紹介する。
保険者再審査で査定の多い事例

・該当病名なし(最多)
・同日に算定できない項目の算定(感根処と同日の根貼の点数算定など)
・歯数の不一致(抜歯後のP検など)
・歯管算定の誤り(疑い病名、MT病名のみなど)
・病名や診療内容より適応外の投薬(C病名で口内炎の処方薬など)
上記は誰にでも起こり得る算定ミスである。十分気を付けていただきたい。
Ni-Tiファイルやマイクロスコープなどの最新機器を用いたハンズオン
▲歯科医師復職支援講習会 ハンズオンの様子
午後のハンズオンでは、3-4人1組となり、支台歯形成・印象採得や歯周治療、エンド治療、救急蘇生法の実習を各組が順番に受けていった。
支台歯形成の実習では、神奈川県歯科医師会の先生方が形成のコツについて丁寧に教えてくださった。その後、シリコーン印象による印象採得までの流れを実習した。
歯周治療の実習では、歯面清掃のやり方やスケーリング時のハンドスケーラーの動かし方などを指導してくださった。
個人的に一番驚いたことは、エンド治療の実習でNi-Tiファイルを実際に使用し、根管形成したこととマイクロスコープを使用したことだ。現代の歯科治療のトレンドに合わせた実習内容になっていることに、大きな感銘を受けた。
▲マイクロスコープやセレックなどの体験操作が可能
神奈川県歯科医師会は、歯科医師復職支援講習会を来年も開催する予定である。歯科医師復職支援講習会の開催自体が珍しい上に、実習付きということで充実した内容になっている。次年度の講習会は本年度より更にグレードアップする予定とのことだ。
「いつか、もう一度歯科医師として復職し、活躍したい」という強い想いのある方は、神奈川県歯科医師会の開催する次年度の歯科医師復職支援講習会を受講し、復職のきっかけにしていただきたい。
本記事が復職を目指す歯科医師の一助になれば、幸いである。
古川 雄亮(ふるかわ ゆうすけ)
  • 日本矯正歯科学会 所属

東北大学歯学部卒業後、九州大学大学院歯学府博士課程歯科矯正学分野および博士課程リーディングプログラム九州大学決断科学大学院プログラム修了。歯科医師(歯学博士)。バングラデシュやカンボジアにおいて国際歯科研究に従事。2018年より、ボリビアのコチャバンバで外来・訪問歯科診療に携わり、7月から株式会社メディカルネットに所属。主に、DentWaveやDentalTribuneなどのポータルサイトにおける記事製作に携わり、現在に至る。


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