一般社団法人人材教育支援機構主催 リ・ワークDH復職支援セミナー

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2018/12/10 リ・ワークDH復職支援セミナー
12月10日、上野にある株式会社ヨシダのラーニング・スタジオにおいて、一般社団法人人材教育支援機構主催で「リ・ワークDH復職支援セミナー」が開催された。講師は、我妻美夕紀先生で、リ・ワークDH主任講師・日本歯周病学会認定歯科衛生士である。
リ・ワークDH復職支援セミナーでは、ユニットを使用した相互実習があるため、少人数セミナーとなっている。当日の参加者は7人で、参加者の多くが復職希望者であった。ブランクが10年以上の方がいれば、臨床経験のない歯科衛生士も参加していた。歯科衛生士各々のバックグラウンドは多種多様であったが、手技を確認したい、勉強したいという理由で参加された方が多かった。
まず、セミナーでは、我妻先生による講義「歯科衛生士業界の現状と、求められる歯科衛生士の仕事とは?」が行われた。その後、2~3人でグループとなり、実際にユニットを使用する相互実習が行われた。相互実習の間は我妻先生によるアドバイスを直接受けることが可能である。実習後は、「SPTとメインテナンスの違い」や「正しいPMTCとは?」などのテーマで、我妻先生が再び講義を行った。さらに、復職希望者は、セミナー終了後に協賛歯科クリニックを紹介してもらえるなど、非常に手厚いサービスが提供されていた。
相互実習により、復職前に手技を確認することが可能
▲「リ・ワークDH復職支援セミナー」の様子
相互実習では、歯周組織検査、歯の染め出し後のPCR、スケーリング、ブラッシングを参加者同士が交代で行っていた。実習時間が限られており、最初は参加者全員が少し緊張した面持ちで実習に取り組んでいた。実習が進むにつれて参加者の顔に次第と笑顔がみられ、和やかな雰囲気で実習が進んでいった。実習の様子を観察していたら、多くの参加者が歯科衛生士として、無事に復職していくイメージが自然と強くなったように感じた。
復職を考えている多くの歯科衛生士にとって、一番不安に感じているのは、手技である。リ・ワークDH復職支援セミナーでは、ユニットを使用する関係上、少人数しか参加することができない。しかし、復職前に手技を確認したい歯科衛生士にとって、セミナー参加は良い機会になる。他主催の歯科衛生士復職支援セミナーで、ユニットを使用した実習はなかなか無い。歯科衛生士として復職するにあたり、事前に手技や予防歯科の知識を確認したい方は、リ・ワークDH復職支援セミナーに参加されることをお勧めする。
古川 雄亮(ふるかわ ゆうすけ)
  • 日本矯正歯科学会 所属

東北大学歯学部卒業後、九州大学大学院歯学府博士課程歯科矯正学分野および博士課程リーディングプログラム九州大学決断科学大学院プログラム修了。歯科医師(歯学博士)。バングラデシュやカンボジアにおいて国際歯科研究に従事。2018年より、ボリビアのコチャバンバで外来・訪問歯科診療に携わり、7月から株式会社メディカルネットに所属。主に、DentWaveやDentalTribuneなどのポータルサイトにおける記事製作に携わり、現在に至る。

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