CAD/CAM学会 Digital Dentistryの歯科医療への応用

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CAD/CAM学会 Digital Dentistryの歯科医療への応用

日本歯科CAD/CAM学会設立総会・記念学術講演会(大会長:山﨑長郎さん)が3月28日、東京・千代田区平河町の都市センターホテル コスモスホールで開かれた。

テーマは、Digital Dentistryが将来の歯科医療を変革する。

この日の総会で、会長に宮崎隆さん(昭和大学歯学部教授)が選ばれた。

宮崎隆会長は、「本学会は、歯科医療を支えている臨床歯科医師、歯科医学研究者・教育者、歯科技工士、歯科企業関係者などが一堂に会して、Digital Dentistryの歯科医療への応用、国民の健康への貢献を議論する場として設立された」と述べた。

また、特別講演「Digital Dentistryの現状と将来展望」で、「歯科医療においても、長年の潜伏期を経て、Digital Dentistryが実用レベルに達し、医療従事者と患者の両方に貢献できる時代が到来した」とした。

講演内容は、明日掲載予定。

なお、設立趣意の概要は以下。

  

 <設立趣意の概要>

歯科医療の変革に伴い、患者とのコミュニケーション、検査、診断、治療計画立案、手術支援、補綴装置の製作、予後管理などを含めて多くの分野でデジタル情報は必要になってきた。

とりわけ患者に提供する補綴装置は高精度、高品質が求められ、歯科医療の高度化が要求されている。

CAD/CAMシステム歯科に導入されて久しいが、ソフト面の改善や切削加工技術の向上によって、高精度な修復物を効率的に製作できるようになってきた。

一方では、高度な審美的要求や金属アレルギーに対する不安からメタルフリーレストレーションへの関心が高まり、高強度型セラミックスやハイブリッド型コンポジットレジンの材料開発も進み、多くの臨床に取り入れられている。

最近では先進医療の一つとしてCAD/CAMシステムを用いたハイブリッド型レジンの小臼歯補綴への応用やインプラント治療におけるサージカルガイド、カスタムアバットメント、上部構造の製作なども積極的に適用されている。

CAD/CAMシステムは新素材の適用、作業環境の改善、生産性の向上、品質管理の保証などの利点が挙げられ、歯科技工士数の減少に対する不安を一掃できる可能性も秘めている。

  

 <取材後記>

会場は若い歯科医療担当者で埋まっていて、CAD/CAMへの関心の高さを印象付けた。

企業講演(6題)は、この学会の方向性を示していた。

CAD/CAMシステムを普及させ、新たな方向性を検討するために、歯科医療のあらゆる角度から、CAD/CAMの臨床応用とさらなる研究が期待される。

早晩、医科のように、電子カルテが当然の時代となるであろう。

時代の流れに、置いていかれない『医科歯科通信』でありたい、と思いながら会場を後にした。

山本 嗣信(やまもと つぐのぶ)

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