糖尿病2050万人、初めて減少
Online Medニュース 2013年12月19日
・強く疑われる者950万人・可能性を否定できない者1100万人
厚生労働省が12月19日まとめた平成24年国民健康・栄養調査の結果、20歳以上の男女で「糖尿病が強く疑われる者」と「糖尿病の可能性を否定できない者」の合計は2050万人となり、5年前の19年調査に比べて160万人減少、調査を開始した平成9年以降初めての減少となった。
「糖尿病が強く疑われる者」は950万人で前回調査より60万人増加したが、「糖尿病の可能性を否定できない者」が1100万人で220万人減少し、合計では160万人の減少となっている。
「糖尿病が強く疑われる者」の治療の状況をみると、「現在治療中」は65.2%で5年前の前回調査に比べ約10%増加、初めて6割を超えた。男女の差はほとんどない。
一方、「ほとんど治療を受けたことがない」は29.0%で5年前調査に比べ10%減少した。しかし、まだ3割が治療を受けないでいる。
治療状況を年齢階級別にみると、「現在治療中」は男女とも年代が上がるにつれて割合が高くなり50代には6割程度に達する。しかし、40代では4割程度と少なく、逆に「ほとんど治療を受けたことがない」が5割程度と多くなっている。
資料:平成24年国民健康・栄養調査(厚労省)
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/0000032813.pdf
※歯科については「過去1年間に歯科検診を受けた者の割合は、47.8%であり、平成21年と比べて、増加している」というデータ紹介がある
喫煙の状況 現在習慣的に喫煙している者の割合は、20.7%である。性別にみると、男性34.1%、女性 9.0%であり、前年に比べて、男女とも変わらない。
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