神奈川歯科大の投資詐欺事件など独自捜査を担当

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富山地検:「適切な検察権行使を」 井上次席検事、会見 /富山

 毎日新聞 4月9日(火)12時57分配信

 今月、着任した富山地検の井上一朗次席検事(45)が、地検で記者会見し「県警など関係機関との連絡を密にして連携を図り、適切な検察権の行使に務めたい」と抱負を述べた。

 井上次席検事は東京都出身。早稲田大法学部を卒業後、東京地検を振り出しに、近年は東京地検特捜部で元防衛事務次官の汚職事件、横浜地検特別刑事部では神奈川歯科大の投資を巡る詐欺事件など独自捜査を担当してきた。

「これまでは被害者が見えない事件を手がけたが、今後は次席として被害者や遺族がいる事件について、十分に考えながらやっていきたい」と意気込んだ。

 また、元県警警部補が殺人の疑いなどで逮捕された事件の捜査に触れ、「身の引き締まる思い」と語った。

一方、富山の印象については、「温厚な県民性を感じている。寒ブリが楽しみ」と笑顔を見せた。【成田有佳】

4月9日朝刊

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<参考>

 

 神奈川歯科大投資詐欺事件判決、元理事に懲役2年8月/横浜地裁

 カナロコ ?2012年3月10日(土)5時30分配信

 

 学校法人神奈川歯科大学(横須賀市稲岡町)元理事らによる詐欺事件で、詐欺罪に問われた同大元理事の清水利朗被告(73)の判決公判が9日、横浜地裁であり、大島隆明裁判長は懲役2年8月(求刑懲役5年)を言い渡した。

 

 弁護側は「詐欺行為はなかった」などとして無罪を主張していたが、大島裁判長は「被告は当時の理事らと共謀し、大学に出資を勧めた投資運用組合が出資金の運用に失敗していたことを知りながら、その事実を隠して、理事長に追加出資をさせた」として、弁護側の主張を退けた。

 

 その上で「被害が巨額で動機も身勝手。実刑で罪の償いをさせるべき」と述べ、求刑を下回ったことについては「詐欺の態様や関与の程度などを総合すると、検察官の求刑はやや重い」とした。

 

 判決によると、清水被告は2008年、投資会社社長や当時の大学理事らと共謀し、大学の資産運用を考えていた同大理事長に2億5千万円の出資を持ち掛け、だまし取った。

 

 弁護側は即日、東京高裁に控訴した。http://insite.typepad.jp/shigakuinfo/2012/01/191322.html

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