歯科医師が医科の治療前後に口腔管理

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医科・歯科連携始まる 鹿児島医療センターと県歯科医師会

(2012 06/04 11:15)

南日本新聞から引用

連携して診療に当たる中村康典歯科医師(左)と花田修一鹿児島医療センター副院長=鹿児島市の同センター

鹿児島県内で、九州では初めてとなる本格的な医科・歯科連携が動き出している。

がんや脳卒中、心臓の病気などの医科治療で起こる合併症のうち、口の中のトラブルを歯科の口腔(こうくう)ケアで軽減し、患者の体調をより良好に保つ狙いだ。

連携を始めたのは、鹿児島市の鹿児島医療センター(山下正文院長)と県歯科医師会(森原久樹会長)。同会を通じ、鹿児島大学口腔顎顔面外科(中村典史教授)が同センターに週1回、スタッフを派遣している。

がんの化学療法や放射線治療では、口腔粘膜炎など合併症は少なくない。

  ほかにも舌炎や味覚異常、歯周病悪化、誤えん性肺炎の恐れがあるほか、免疫力低下で敗血症など命にかかわる全身感染症が起こる場合もある。

医科歯科連携では、歯科医が治療前後に口腔管理をする。

感染症予防や合併症低減、症状緩和が期待でき、入院日数減による医療費抑制効果も見込まれるという。

 

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