北海道保険医協会定時総会 新会長に小笠原俊一さん
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平成23年度
震災復興の全力支援を
平成23年度定時総会を5月28日に開催した。
今年度は役員改選が行われ、新執行部が誕生した。
議案審議では22年度活動報告・会計決算ならびに23年度活動方針・予算案が承認され、総会決議を満場一致で採択した。
<会長就任挨拶、小笠原俊一会長>
新執行部のスタートにあたりご挨拶申し上げます。
まず、2期4年にわたり創立60周年という節目にあたる本会の活動にご尽力された小谷俊一前会長に心より感謝申し上げます。
現在、50年続いた国民皆保険制度が崩壊寸前にあります。
その最大の原因は、お金がないのだから総額で管理するという国の医療費抑制政策にありますが、医療費は必要な額を積み上げて計算していくものだと思います。
患者さんの窓口負担もいつの間にかOECD諸国や一部の東南アジアよりも高くなり、受診抑制のため健康を害される方も多いのが実態です。
我々保険医療機関も度重なる診療報酬マイナス改定で疲弊し、地域医療も破壊されてきています。
来年は医療保険・介護保険同時改定の年ですが、景気回復の兆しも見えないうちに起きた東日本大震災や福島原発メルトダウンを契機として医療費をさらに抑制しようとしています。
医療費をはじめとした社会保障は、こういうときだからこそ国民の健康と生命を守るためのライフラインとして十分機能させる必要があると思います。
北海道保険医会の目的は、「保険医療制度の改善」「保険医の生活安定を実現」の二本柱から成ります。「国民皆保険制度の改善」と「社会保障の充実」を求め、先頭に立って活動していきます。
会員皆様方のご協力をお願い申し上げます。
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