かみ合わせが悪いと平衡バランスが低下

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岐阜県スポーツドクター協議会は7月31日、岐阜市藪田の岐阜県医師会館で第47回岐阜スポーツ医学研究会を開いた。

朝日大歯学部の飯沼光生准教授は、サッカーのFC岐阜の選手に実施した歯科サポートについて報告した。

選手へのアンケートでは、過半数がかかりつけの歯科医院がないことが判明。

また、アスリートのための口腔管理で、スポーツ選手にとって口の中の健康がどれだけ重要なのか実例を挙げて説明した。

「かみ合わせが悪いとあごの位置が変化する。結果的に体の平衡バランスが低下し、本来の筋力が発揮できないので、プレーにも影響する」と指摘した。

さらに、昨年度に羽島市が実施した高齢者向けの転倒予防教室について、「1か月という短期間の取り組みでも身体能力が好転する」と転倒予防教室の結果を報告した。

  

<参考>

岐阜県スポーツドクター協議会とは

岐阜県スポーツドクター協議会は、日本体育協会の認定を得た岐阜県内に勤務または居住している医師によって、1986年に創立しました。

この協議会に所属する医師は開業医、大学病院および一般病院勤務医によって構成されています。また、看護婦、検査技師、理学療法士、放射線技師など、コメディカルスタッフによって結成する医療団があります。

当協議会は岐阜県内におけるスポーツ医学を振興し、競技会の医事運営、スポーツマンの健康管理、スポーツ医学に関する診療や研究を岐阜県医師会、岐阜県体育協会などと協力して行い、県内選手の競技力の向上、安全管理、県民の健康増進に寄与することを目的としております。

  

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岐阜県歯科医師会の岐阜県スポーツ・健康づくり歯学協議会が6月24日、サッカーJ2のFC岐阜の選手を岐阜県歯科医師会館招き、スポーツ歯科について話をし選手たちを啓発した。

今回が2回目で、倉田安治監督のほか菅和範主将ら選手25人が参加した。

今回は、朝日大歯学部の飯沼光生准教授が「アスリートのための口腔管理」をテーマに講演した。

かみ合わせが悪いと体のバランス感覚が低下したり、本来の筋力が発揮できないことを紹介した。

続いて選手が歯科検診を受診。

歯並びやかみ合わせをチェックしたほか、希望者はマウスガードをつくるため歯の印象を採った。

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