日本歯科医師会代議員会の主な質疑 (1)

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梅村長生代議員(愛知県)

平成22年度診療報酬改定へ向けての対策の立案と実施について、どのような目標を掲げ、それを何時までやるのか。また、どこを対象に実施されるのか、それが具体的に見えないと、これを理解することができない。新規技術の導入についても、学会とどのように連携するのか。また、事業計画書に、歯科衛生士の安定的確保対策がある。特にその養成施設における課題や再就業支援の諸施策について検討するとある。老人施設や介護施設で、口腔ケアを誰がやっているのか。各施設に歯科衛生士が居れば、専門的な口腔ケアができる。具体的にどのようにしていくのか。中身について書かれていれば理解できる。

大久保満男会長

先生の考えはよく分かる。都道府県歯科医師会でむずかしのは、具体策が見えないことだと思う。前の執行部が代るので、細かい工程表まで書けない。しかし、十分具体的なことを頭にいれ、配慮しながら事業計画書は作っているつもりである。先生の言ったことは、次の執行部に申し入れ事項として十分に伝えたい。

高橋沼韶代議員(神奈川県)

資料の中に、毎日新聞の意見広告のコピーが入っているが、会長挨拶でも、国民にアピールすることが大事だとあった。国民へのピール推進と歯科医療の啓発、推進活動では、日本歯科医師会の予算でやるものと、スポンサー付きでやるものとをうまく組み合わせて、より効果的にやってほしい。

小谷田宏常務理事(広報担当)

限られた予算配分の中で、広報でできたこと、また、できなかったことを精査して効果的に進めていきたい。

伊藤昌男代議員(千葉県)

学会関係については、専門医制度の検討とあるが、日歯では検討しないのか。

江里口彰常務理事(学術・生涯研修担当)

学会で専門医の審議会を設け検討している。そこで、日歯で先走るわけにはいかない。しかし、歯科界における専門医制度のあり方について、あるいは従来ある専門医についても評価をしてほしい、と要望しているので、もう少し待ってほしい。

村居正雄代議員(長野県)

国際渉外委員会と学術委員会を一緒にするのはどうか。

外務委員会と文部科学委員会を一緒にするようなものである。おかしいと思う。

江里口常務理事

国際渉外の場においても、日歯は学術団体として、活動することが多岐にわたっている。同時に、国際渉外で東南アジアの国々へ援助することもある。そこで、日歯が蓄積してきた学術的なものもあるので、二つの委員会をまとめて検討する。日歯生涯研修ライブラリーも英語に翻訳して提供し、各国の歯科医療のレベルアップに協力したい、と考えている。二つの委員会をまとめると予算も削減できると思う。

村居代議員

プロセスが問題であり、常務理事の考えでは納得できない。おかしい。翻訳などは学会でやればいい問題であり、日歯としての国際渉外の姿勢の問題である。

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