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2009/06/15

歯科医院経営

日本は患者一人当りの医療費で世界で最下位?

国民医療費の国際比較で問題となるのは、患者一人当りの医療費として計算すると場合である。日本の国民一人当たりの医療費は世界第7位、GDP比では19位。国際比較は国民一人当りの医療費であり、患者一人当りの医療費ではない。日本は皆保険制度であるので、医療機関を受診する患者さんが非常に多いのが特徴。そこで、国民一人当りの医療費ではなく、患者一人当りの医療費として計算すると日本は世界で最下位になる。日本の国民一人当たりの医療費は世界第7位とされるが、患者一人当りの医療単価は極端に低い。国民一人当りの年間受診回数、つまり国民一人が医療機関を一年間に何回受診するかというと、日本は21回。一方、欧米人は日本の4分の1くらいしか受診しない。欧米では多少具合が悪くても病院に行かない。その理由は,一回受診当たりの総医療費が日本では7000円であるが、アメリカでは6万2000円。スウェーデンでは8万9000円と欧米では医療費が高い。日本の患者さんは世界一安く、国民が等しく、医療を平等に受けている。しかし医師や看護師などの医療従事者は薄利多売方式の医療を余儀なくされる。入院期間の国際比較では、アメリカは入院期間が7.8日、日本は33.5日と長い。そのため日本の長い入院期間を医療費の無駄と政府は考えている。しかし欧米では病院を支援する福祉施設が整っている。日本は福祉施設が少なすぎるため、患者は帰る場所がない。このような社会的背景があるため、日本の福祉が遅れいる部分を、病院が福祉の肩代わりをしている構図となっている。入院を長引かせて病院が儲けているという悪いイメージが植え付けられていつのである。一方、欧米では医療費が高すぎて入院できないという事情がある。. 日本では急性期病院に長期入院している患者の自己負担は月8万円前後。慢性期病院や老人施設に入所すれば自己負担は20万円以上かかる。 患者から「3か月で病院を追い出される」という言葉をよく聞きますが、これは入院費の仕組みが、短期入院患者の一日当たりの入院料金が16610円と高い。長期入院患者の入院料金が一日当たり9850円と安く設定されているからである。長期入院患者さんの入院料金では、病院は赤字になる制度となっている。

 

医科歯科通信記者

長年にわたり歯科界の動きをチェックし、鋭い視線で切り込みます。茨城県出身。(医科歯科通信)

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