定員割れしている歯科衛生士学校は危機的状況

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東京都歯科医師会の第171回臨時代議員会が5月21日、東京・千代田区九段北の 歯科医院会館1階大会議室で開かれた。

新代議員による初の代議員会であり、初めに指名点呼をした。

代議員169名出席、1名欠席、予備代議員5名出席。

ついで、新役員と嘱託の弁護士、税理士、会計士 などを紹介した。

会長挨拶、来賓挨拶のあと、仮議長を選出。

会務報告後に議事に入り議長、副議長を選出、予算決算特別委員会委員、議事運営特別委員会委員などを選出した。

また、裁定審議会委員を指名した。

協議では、時局問題について話し合われた。

なお、春の叙勲受章者の報告があった。

旭日小授章

齋藤憲彬(本所)

西村 誠(中野):日本歯科医師会を通しての推薦

なお、浅野会長は挨拶で、「我々は変わらなければならない。発想の転換が必要だ」と述べた。

社会一般の歯科への理解は、十分ではなく、「歯科医師の尊敬を取り戻さなければならない」とした。そのために、独自の対策が必要と訴えた。

また、定員割れしている歯科衛生士学校について、危機的状況であると報告した

来賓の日本歯科医師会の大久保満男会長は、歯科大学・歯学部の受験者の減少にふれて、「まさに、社会が歯科をどう見ているのかの表れであり、国民のイメージには大きなギャップがある。しかし、希望は失っていない」と述べた。

国民会議を作り、歯科の重要性を訴える人を選びたいとした。

また,「誰も助けてくれない。努力をして、誇りを取り戻し、次世代へバトンタッチしたい」と述べた。

東京都歯科医師連盟の大曽根会長は、「連盟は選挙だけではない。歯科医師は経営者集団である。医科と歯科は使い分けられている。医師と歯科医師は需給問題では相反している。経営、金融、政治に関わるので、連盟に温かい目を向けてほしい」と要請した。

東京都学校歯科医会の桜井会長は、歯科は国民の利益に繋がっていることや、元気な高齢者が入院医療費を下げていることを踏まえ、「学校た地域で口腔ケアの重要性を叫んでいきたい」と挨拶した。

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