厚労省は歯科技工物、特に海外からの技工物についての安全性や流通の透明性確保を高めるために「歯科医療における補てつ物等のトレーサビリティーに関する指針」を取りまとめた。6月28日に医政局長名で全国の都道府県知事に通達し、周知徹底を求めている。指針は、歯科補綴物の作成委託に関わる形態や流通システムが多様化する中、海外歯科補綴物に対する安全性に関心が高まってきたことを踏まえ、海外歯科技工物の作成過程や流通経路などの情報を歯科医療関係者が共有するために策定されたもの。日本歯科技工士会の古橋博美会長は、指針について「歯科補綴物の安心、安全を担保するもの」と評価した。
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