「衆議院議員川口浩君を磨く会」が11月17日、東京・千代田区紀尾井町のホテルニューオータニで開かれた。
川口さんの母校の東京歯科大学の同窓生、大学関係者、日本歯科医師会と日本歯科医師連盟の役員、東京都歯科医師連盟の役員、他校の同窓会役員、東京歯科保険協会役員、歯科技工士、川口さんの地元茨城県歯科医師会と歯科医師連盟役員、取手歯科医師会の役員などが集った。
各来賓の挨拶があり、最後に川口浩衆議院議員がお礼の挨拶をした。
また、茨城県歯科医師会並びに茨城県歯科医師連盟が川口議員に要望を手渡した。
なお、茨城県副知事が花束を贈呈した。
<来賓挨拶>
東京歯科大学 熱田俊之助理事長
私は川口君が衆議院議員になったこともその前に、茨城県の県会議員を2期務めたこともまったく知らなかったので、会うたびに謝っている。
本校の卒業生が国政の場で活躍することを誇りに思っている。
東京歯科大学は本年、創立120周年を迎えた。
この120年間で国会議員に就任した卒業生が9名いる。
一番はじめは石塚 三郎衆議院議員(2期)で野口英世と席を並べて勉強した。(石塚三郎は西武グループの総帥の堤義明母・恒子の父)
建学の父の血脇守之助先生の信頼の厚い人であった。
本校の出身ではないが、杉山元治郎衆議院議員は東北学院神学部卒、賀川豊彦に会い、そこで農民運動への協力した。
歯科の高津一先生(日本歯科評論の創業者)と懇意であり、歯科界のためにもご助け力した議員であった。
次に田中元先生は、歯科医師にならず満州へ行った。
戦後、日本に戻り函館から衆議院議員に立候補して当選した。
一度、落選したが再度昭和28年立候補して当選したが、間もなく亡くなり非常に惜しまれた。
田中議員は、当時の学長の奥村先生のところに度々来て、意見を聞いて国会活動をした。
(以下、母校の出身議員を順次紹介した)
川口先生は国会議事録を読んだが緻密で、的確な質問をしている。
地域に根ざして、国家、国民のため息の長い政治家に成長してほしい。
金子譲学長
川口先生は、文部科学委員会に所属しているので、大学問題についても国家100年の大計のなかで頑張っていただきたい。
平野博文 前内閣官房長官、国家安全委員会委員長
川口さんはすでに磨かれている政治家だ。
私の後援会を大阪府の歯科医師会で作っていただいた。
歯科医師だけで600名の後援会会員がいる。
これも川口さんに大阪府歯科医師会の岡会長はじめ、色々なところへお願いしていただいたその結果だと私は思っている。
それだけに彼は男の中の男であり、これはと思ったときには
とことんやる非常に気風のよい男だ。
下げなければならない頭であれば、畳に下げて頼む素晴らしい政治家、人物だとこのように思っているところだ。
特に歯科医療については、専門性の高いので色々な意味でご指導をいただきたい。
歯科医師は歯を磨いたり、削ったりするだけではないのだ。
歯科医師は人間の体に入る入口の部分に関わっている、がその認識がなさ過ぎると教えられ非常に感銘した。
特に医療の問題については、色々詰めていかなければならない。
診療報酬ももっと上げなければならないので、ともに医療の問題を我々民主党のなかに、政府のなかに政策誘導していく役割を、川口さんにやっていただかなければならいない。
このように考えているところだ。
これまでの力添えを2倍にも、3倍にもとお願いしたい。
海江田万里 国務大臣
政治家は苗字と名前を覚えた方がいいが、川口と言えばもう浩と決まっているわけである。
私はいっぺんに覚えた。
川口先生は予算委員会の委員でもあるので、よくお目にかかる機会が多い。
私は昨年、選対委員長代理を務めていたが、歯科医師の先生方の力沿いで西村正美さんを何としても当選させなければならない、と大曽根先生という東京の歯科医師連盟のボスに"当選する"からと言われ、実際にピタリとよい成績で当選させていただいた。
政治家はやはり国会審議の場、特に委員会で働くことが大切である。
それと同時に選挙に勝ち抜いて、いかなければいけないわけだ。
全国の歯科医師の方々に、民主党をと駆けつけてくれた全国の同士をよろしくお願い申し上げたい。
歯科医師のために我々が頑張ることは、日本の医療全体のために頑張ることである。
強いては日本の国民に頑張ることだと、川口先生とともに歩んでまいりたい。
日本歯科医師会 大久保満男会長
私は励ます会にはたくさん出てきたが、磨く会には初めて出た。
これは誰が付けたのか、と聞いたら本人であった。
自分をみんなで磨いてほしいということである。
義歯もピカピカに磨かないと、口にのなかに入れても具合がよくない。
しかし、磨き過ぎると穴が空くこともあるが、川口先生は体力的にも精神的にもタフであるので、大いに磨いていただきたいと思う。
実は昨年の政権交代後、すぐの日本歯科医師会代議員会のなかで、全国の代表へ向かって、国民が選んだ新しい与党の民主党と信頼関係を築きながら、政策協議をしていくことを申し上げた。
つまり、日本の医療は国策として適用される。
そうである以上、政策を作る政府とそれを支える民主党との協議が絶対必要だという私の考え方に基づいて、そのような形で民主党の先生方とお付き合いをさせていただいた。
その後、本当に長い間の懸案であったレセプトオンラインの義務化の問題、さらに診療報酬の2.09%プラス改定、そして今回は保険業法、様々な我々の課題について民主党の先生方には大変大きな理解を我々に示していただいた。
改めて高い席からであるが、心から感謝をしたい。
歯科界は今、大変厳しい状況であるが、我々自身の手で切り開いていかなければならない。
同時に国の政策であるので政権与党と政府のご支援、力添いが必要である。
一つの政党に4名の歯科医師の国会議員がいるのは、歯科界では初めてのことだ。
ご支援、力添を歯科界のためにお願いしたい。
(つづく)
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