ストローマン・ジャパン株式会社主催 ベーシックインプラントロジー1Day

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▲ベーシックインプラントロジー1Day講師 梅津 清隆 先生
ベーシックインプラントロジー1Day 概要
6月9日、三田駅直近のストローマン・ジャパン株式会社において、ベーシックインプラントロジー1Day(インプラントビギナー向けのセミナー)が開催された。
ストローマン・ジャパン株式会社が開催するインプラント埋入実習セミナーは毎回非常に人気であり、すぐに満席となってしまう(定員15名の本セミナーも満席だった)。インプラント治療を既に行っている先生も一部いらっしゃったが、これから本格的にインプラント治療を始めたいという想いの先生が多かった。
ベーシックインプラントロジー1Dayの講師は梅津 清隆先生で、日本歯科大学を卒業後、ロマリンダ大学歯学部インプラント科を卒業した経歴を持っている。現在、安全で高品質なインプラント治療を患者に提供している。
梅津先生は、丁寧かつ分かりやすく、インプラント治療の勘所を述べていた。
ベーシックインプラントロジー1Day アウトライン
▲ベーシックインプラントロジー1Day 講演の様子
【講義】

・診査診断
・外科・補綴術式
・症例供覧
・今後のインプラント治療
・一日のサマリー
【実習/模型】

・ティッシュレベル(TL)インプラント埋入(大臼歯部)
・ボーンレベル(BLT)インプラント埋入(小臼歯部・前歯部)
*実習で使用した模型やインプラントフィクスチャーは、持ち帰ることが可能。
本記事では、ベーシックインプラントロジー1Dayの実習内容を紹介する。
フリーハンドでのインプラント埋入に苦戦
▲TLインプラントの埋入(頬側面)やや頬側寄りの位置に植立されている
インプラントの経験は、学生・研修医時代に模型実習を数回行った程度である。ストローマン・ジャパン株式会社の機材を使用して実習を行ったのは久し振りだった。
まず、上図の模型を使用し、大臼歯部にTLインプラントの埋入を行った(テンプレートなどは用いず、フリーハンド)。梅津先生のデモを観た後、ステップ毎にドリリングを行っていった。加えて、ストローマン・ジャパン株式会社の提供資料を見ながら実習を進めるため、インプラント埋入が初めての歯科医師でも分かりやすい実習の進行方法だった。
実習で行ったインプラントの大まかな埋入手順である。
・診断用ゲージかディスタンスインジケーターを用いて埋入する位置を決定する
・埋入決定部位にラウンドバー (2.3mm) でマーキングを行う
・10mmドリリングを行い、アライメントビンで深度を測定しながら順次拡大していく
・プロファイルドリルを用いてインプラントネック部を形成する
・タッピング後、ハンドピース(ラチェット)を使用し埋入する

その後、フィクスチャーを埋入し、ヒーリングアバットメントを装着して終了した。実習中に梅津先生が受講者1人1人にフィードバックしてくれるため、ほとんどの参加者はフリーハンドで上手に埋入できるようになっていた。
▲TLインプラントの埋入(咬合面観)近遠心的には良い位置に植立されている
自身のインプラント埋入位置は近遠心的に良かったものの、頬舌的にもう少し舌側寄りに埋入される方が良かったと梅津先生より御指摘を受けた(頬側面より撮影した写真から分かるように、フィクスチャーがくびれたように露出しているため)。
フリーハンドでの埋入は理想的な位置よりズレが生じ易い。テンプレートを使用し埋入するのが現在のインプラント治療の主流かもしれないが、テンプレートが使えない場合に備え、フリーハンドでも理想的な位置に埋入できるように、今後練習を重ねていきたい。
▲BLTインプラント(テーパード)ハンドピース装着後は上に向けるのがポイント
TLインプラント埋入後、小臼歯部においてBLTインプラントの埋入を行った。
基本的なBLTインプラント埋入ステップは、TLと同じである。ラウンドバーでマーキングを行った後、フリーハンドでドリリングを行い、フィクスチャー埋入まで行った。その後、封鎖スクリューを装着して終了だった。
TLインプラントはスタンダードタイプであったが、BLTインプラントはテーパードタイプであった。スタンダードタイプに比べ、埋入時にトルクが強くかかっていることを体感しやすかった。BLTインプラント埋入に関しても、やや頬側寄りの位置に埋入してしまった。実習を通じ、フリーハンドでの埋入の難しさを体験する機会となった。
「医療に失敗はつきものです。インプラント治療をこれから始めても決して遅くはないですが、EBMだけではなくNBMも考慮し、インプラント治療計画をしっかりと立案して行って下さい」梅津先生の受講生に向けたメッセージである。
今回、初めてストローマン・ジャパン株式会社主催のベーシックインプラントロジー1Dayを受講することになった。全体の感想を述べると、これから本格的にインプラント治療をこれから始めたい歯科医師や、インプラント治療初心者の歯科医師にとって、非常にタメになるセミナーであった。
本記事が読者のインプラント治療を始めるきっかけとなれば、幸いである。
古川 雄亮(ふるかわ ゆうすけ)
  • 日本矯正歯科学会 所属

東北大学歯学部卒業後、九州大学大学院歯学府博士課程歯科矯正学分野および博士課程リーディングプログラム九州大学決断科学大学院プログラム修了。歯科医師(歯学博士)。バングラデシュやカンボジアにおいて国際歯科研究に従事。2018年より、ボリビアのコチャバンバで外来・訪問歯科診療に携わり、7月から株式会社メディカルネットに所属。主に、DentWaveやDentalTribuneなどのポータルサイトにおける記事製作に携わり、現在に至る。


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