東京デンタルショー2017 実行委員会委員長に聞く

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東京デンタルショー2017

盛況のうちに幕を閉じた東京デンタルショー2017。盛況なイベントの裏で大勢の関係者が心血を注いでイベントを成功に導いていた。そんな関係者、スタッフの陣頭指揮を執った大東京歯科用品商協同組合の理事長であり、東京デンタルショー2017実行委員会の委員長でもある小越 敏氏に、今回のデンタルショー開催における裏話を伺った。

今回のデンタルショーは、今までになかったような新しい企画が多い印象を持ちました。 その中でも特に注目すべき点は、かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)に関する講演会の大盛況ぶりでしたね。

はい、ありがとうございます。東京都歯科医師会様にお願いして2015年の東京デンタルショー、2016年の日本デンタルショー東京では「外来環」の保険講習会を開催して頂きました。今回もお願いに上がり医療安全、国民の健康寿命の延伸への取り組みを全国の歯科医療従事者に向け、お声掛け頂こうと「か強診」の保険講習会をお願いいたしました。高橋哲夫前会長、山崎一男会長始め、東京都歯科医師会会員の先生方のご理解・ご協力を頂き、開催の運びとなりました。
講習会受講後には東京都歯科医師会様お墨付きの修了証が授与され、全国各地において更なる医療活動でご活躍頂けるものと思います。またこのデンタルショーにご来場頂いた方々にも「か強診」の目的である、う蝕・歯周病予防の大切さをお伝えすることも出来ますし、東京都歯科医師会様の活動をご紹介でき嬉しい限りです。

「歯科界の匠たちのモノづくり」や「Open the beauty」などのブースにも真新しさを感じましたが、学校紹介コーナーでは歯科界のリクルート活動にも貢献されていますね。

今回、企画した「学校紹介コーナー」にも強い思いがあります。
ご存知のように若者の人口が年々減少しており、2018年の18歳人口が106万人とのことです。今まで120~130万人だった18歳の人口が、ここ7~8年で大幅に減少していますし、2016年の新生児数は96万人と発表されました。こんな現実だからこそ、歯科界の人材確保のためにも私たちができることはもっともっと「歯科」を発信することだと考えました。進学も就労にも情報がなければ、歯科分野への道には進めない訳ですから、まずは東京デンタルショーからとの思いに至った訳です。
都内の高校443校すべてにこの東京デンタルショーをご案内しました。出展企業の皆様にもご理解を頂いて、「リクルート」に走るのではなく「歯科界の紹介」をメインとして創意工夫をして頂きました。近隣の歯科大学・歯科技工士学校・歯科衛生士学校にも「高校生を呼びます」とお声掛けしたところ、パネル展示の学校紹介ではありましたが、多くのご参加を頂きました。

では、最後に小越さんのデンタルショーに懸ける思いを教えて頂けますか?

硬軟取り混ぜていろいろ企画を実施しながら、より良い展示会にして参りたいと思います。そして展示会に関わって下さる全ての皆様がWin-Winにならなければと考えております。私たちは今後もそういった東京デンタルショーを作り続けて参りたいと思っております。

小越さん、お時間いただきましてありがとうございました。




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