高齢者対応の歯科教育を 口腔保健・健康長寿推進センター 九州歯科大が全国初設置
九州歯科大(小倉北区真鶴2丁目)は8日、重い病気を持つ高齢者の歯科治療に特化した教育を行う「口腔(こうくう)保健・健康長寿推進センター」を学内に開設する。
高齢者の歯科治療は専門知識を持つ歯科医師のいる病院しか対応できない場合があるため、地域で開業する歯科医師にノウハウを伝え、その役割を担ってもらう。このテーマに取り組む専門的な教育組織は全国初という。
センターの大渡凡人教授(58)によると、脳梗塞や心筋梗塞の経験がある高齢の患者は、血が固まりにくくなる薬を服用している場合が多く、抜歯後に血が止まらなくなる恐れがある。...
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