米国人の34%が、昨年1度も歯医者に行かなかった

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国民皆保険の日本はアメリカと比べると恵まれている方である、と思われたので、以下引用する。   100ドルの検診費で3000ドルの治療費を節約できる   USAトゥデイによると、35万5334人を対象に行ったギャロップ・ヘルスウェイズの世論調査の結果。 米国人の34%が、昨年1度も歯医者に行かなかった。 米国歯科医師会(ADA)は、年2回のクリーニングと検診を推奨している。 しかし、検診を避ける傾向が高いのは、男性、アフリカ系アメリカ人、ヒスパニック、高齢者だ。 また、月収2000ドル以下の人の半数以上も検診に行っていない。  州別に見ると、受診率が最も低かったのがミシシッピ州。 全体の47%が昨年1度も検診を受けなかった。 一方、最も受診率が高かったのはマサチューセッツ州とハワイ州。 全体の75%が歯医者を訪れている。  失業や歯科保険がないだけでなく、仕事を休み歯医者へ行くことでリストラの対象になることの不安から、検診を避ける人が増えている、とテキサス歯科医師会は分析する。 同州で現在歯科保険に加入している人は全体の38%以下。  その結果、歯科医の収入も減少している。 ADAが2月、1700人以上の歯科医を対象に実施した調査によると、2008年第3四半期(7〜9月期)、歯科医の51%が収入が減ったと答えた。  実際には、低料金の歯科検診も存在する。 フィラデルフィアのペンシルべニア大学歯学部では、教授の指導の下、歯学部の学生が低額で検診を行うプログラムを実施。 他州にも、低所得者層向けの歯科検診プログラムがあり、テキサス歯科医師会は、ボランティアの歯科医による「テキサス・ミッションズ・オブ・マーシー」を運営、検診や治療を低コストで提供している。  ADAは、検診で支払う100ドルほどの出費で歯の健康が守られ、将来の虫歯治療に必要な、場合によっては3000ドルにもなる治療費を節約することになると指摘する。
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