歯科救急拠点を都留市に 山梨

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産経ニュース

2011.12.27 02:24 

 歯科医師、大学院教授らによる富士・東部地域の歯科救急拠点整備に関する検討委員会(佐藤弥会長)は26日、建設候補地を都留市立病院敷地内とすることが望ましいとする報告書を横内正明知事に提出した。

同委は歯科救急施設の機能、運営、建設候補地などを8月から検討してきた。

大月市と都留市から計2カ所が候補地に推薦された。

 報告書では休日歯科救急診療機能を持たせ、施設は診察室、待合室、歯科作業室、医師・スタッフ室などが必要なことから延べ床面積270平方メートル規模を求め、運営に関しては山梨県歯科医師会に委託することが適当としている。

 さらに立地条件では地域内住民が自宅から1時間以内に到達できることを前提に検討し、中央道都留インターから約400メートルの都留市立病院敷地内を適地とした。

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郡内地域の歯科救急拠点の整備について協議してきた「富士・東部地域歯科救急拠点整備検討委員会」は26日、拠点の候補地を都留市立病院(都留市つる)内とする報告書を横内知事に提出した。横内知事は「この方向で進んでいく」と述べ、検討委の報告通り計画を進める方針を示した。

 検討委では、大月東中学校(大月市大月)近くの土地も候補に挙がったが、中央道都留インターチェンジに近い交通の利便性や、歯科以外の医療との連携の図りやすさなどから同病院が選ばれた。県は2013年4月の開所を目指す。

 県内で休日などに歯科診療を行っているのは、山梨口腔保健センター(甲府市)だけ。検討委は、富士・東部地域住民が利用しやすい歯科救急拠点の整備に向け、ふさわしい場所の検討を進めていた。

(2011年12月27日  読売新聞)

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