歯科専門雑誌のインプラント製品広告が姿を消す?!

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知人の歯科医師医師の指摘で、歯科専門雑誌のインプラント製品の広告が姿を消していることに気づいた。

メーカー側に聞いてみた。

「NHKのインプラント番組(クローズアップ現代:「インプラント トラブル急増7の理由は」1月18日放映)が響いた。さっぱり、製品の売れ行きが落ちた」と落胆していた。

あの番組は、ビデオリサーチの視聴率が9.5%であった。

番組では、インプラント治療のトラブルの実態と対策などが報告された。

これを見て当然、患者側の立場では、「止めておこう」と腰が引けてしまった。

"十分な技術を持たない歯科医師が、高い治療費をとれるインプラントに安易に走っているという指摘もある"とネガティブに放映されたのだ。

「広告を出す余裕もない。生き残りをかけるほかない」とメーカーの声は沈みがちであった。

「韓国のように、国策で医療器材メーカーをバックアップするわけではない。反対に厚生労働省が足を引っ張っているような状態なのだから、新製品が出るわけがない」と批判の目を向けていた。

「原因は?」

「素人ばかりの集まりのようで、薬事の許認可が遅すぎる。歯科器材に精通している人材が不足しているのではないだろうか?」と不信感を募らせていた。

「特に、インプラントに使用する骨補填材やそれを覆う膜などは、牛、ブタ、ヒト由来のものはほとんど日本では認可が下りていません」

厚生労働大臣(当時)舛添要一さんは、「平成23年までに、新薬の審査にかかる時間を欧米並みに短縮する」と発言していたのだが・・・

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