口唇口蓋裂センター全国初の多施設間協力型センター

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口唇口蓋裂センター

口唇口蓋裂の治療では、複数科の専門家によるチーム医療が重要です。

とくに形成外科、口腔外科、矯正歯科、言語聴覚士の役割は大きく、それぞれが連絡を取り合って、専門性の高い治療を行うことが理想です。

しかし、長野県内にはすべての職種がそろっている医療機関がないこと、仮にそのような施設を一か所に準備したとしても広くて山に隔てられた長野県ですべての患者様が時間的経済的負担無く通院することが困難であることが問題でした。

我々の口唇口蓋裂センターは全国初の多施設間協力型センターとして平成25年7月1日より立ち上げます。

これは各施設に分散した専門家による人的資源と各施設に分散した設備による物的資源を有効活用するための試みです。

このセンターの一番の役割は各施設間のつながりを維持することです。

センターは長野県立こども病院形成外科に置きますが、必要な治療によりこども病院リハビリテーション科、信州大学医学部附属病院形成外科、歯科口腔外科、松本歯科大学附属病院矯正歯科が主な治療の場となります。

また、このセンターは中信地区の施設で構成されておりますが、長野県内の東北南信各地域の基幹病院および矯正歯科医院とも密接に連携しており、中信地区から遠い患者様方が安心して通える連携治療施設を紹介することができます。

すべての施設は定期的に情報交換を行い、県内すべての患者様に質の高い医療を提供します。また情報提供につとめ、安心して治療を受けられる環境を整えます。

長野県立こども病院

・乳児〜小児期における口唇裂口蓋裂手術治療

・口蓋裂言語の治療

・小児各専門家による治療

 信州大学医学部附属病院

・(乳児〜)成人期における口唇外鼻形態の治療

・成人期における口唇口蓋裂に伴う顎変形症の治療

・幼児、成人例における補綴治療

・成人例におけるインプラント治療

 

松本歯科大学附属病院

・幼児、成人における歯科矯正治療

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