歯科技工所のベリリウム暴露 健康障害を防止

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<参考>

アメリカ

歯科技工所でのベリリウム暴露による健康障害を防止する

Preventing Adverse Effects from Exposure to Beryllium in Dental Laboratories.

(2002, April).

資料出所:米国労働安全衛生庁(OSHA)ホームページ

Hazard Information Bulletins(訳 国際安全衛生センター)

 

◎事例報告

ベリリウム歯科合金への暴露と作業慣行

歯科技工士として13 年間働いた53 歳の女性が、2000 年5 月にCBD と診断された。

この労働者は1987 年から1995 年まで、ベリリウム歯科合金のサンドブラスト、高速の研削機による合金からの金属湯口の切断、携帯用電気グラインダとバリ取り機による気泡の除去、支台歯への補綴物の適合作業を日常的に行っていた。

こうした作業中は外科用の紙のマスクを着けていた。


大脳皮質基底核変性症(corticobasal degeneration; CBD)の「患者」


 
 

http://www.nichigi.or.jp/gikojounei/beryllium%20disease%20in%20dl.pdf#search='ベリリウム 歯科'

 

国際安全衛生センター

国国際安全衛生センター際安全衛生センター

背景


ベリリウムを含有する歯科合金の取り扱いを原因とした慢性ベリリウム症:労働安全衛生庁(OSHA)は、ベリリウムを含んだ歯科合金を取り扱う歯科技工士の間で、慢性ベリリウム症が継続的に発生していることを懸念している(注1)。CBDは深刻な肺疾患であり、身体に障害を残し、あるいは死亡するおそれさえある。これまで歯科技工所の職員に発生しており(REFERENCES 1-3)、OSHAに寄せられた最近の手紙でも発症が続発していることが述べられている(REFERENCES 4)。

歯科技工所でベリリウムに暴露する労働者には、現行のOSHAベリリウム許容暴露限界値(PEL)が適用される。

許容される暴露量は、8時間の時間荷重平均で大気1立方メートル当たり2マイクログラム(2μg/m3)、30分までの1回の暴露量は5μg/m3から25μg/m3までで、この25μg/m3が上限となり、これを超える暴露量は認められない。

現行の2μg/m3というベリリウムのPELは、暴露した労働者のCBD発症を防止するには不十分ではないかと、いくつかの研究や報告で指摘されている(REFERENCES 5-7、9-14)。

本公示には、最近、CBDと診断された歯科技工士の事例報告を掲載した。またベリリウムへの暴露を減らし、ベリリウムを含有する歯科合金の鋳造、湯口切断、研削、研磨、仕上げに従事する労働者のCBD発症リスク軽減に有効な各種の工学的制御、作業慣行、訓練、個人用保護具、作業場所整備についての情報も提供している。さらにベリリウムに感作した個人を把握するための健康調査方式に関する情報も記載した。

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