歯科医学領域の専門的立場からスポーツを支援

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第22回日本スポーツ歯科医学会総会・学術大会(大会長:川良 美佐雄・日本大学松戸歯学部教授)が6月25、26の両日、千葉市中央区中央の千葉市文化センターで開かれた。

今回のメインテーマは「生き生きスポーツライフ—日本のスポーツを歯で支えよう—」

安井利一理事長は、「スポーツライフをエンジョイするためにも、パフォーマンスを向上させるためにも歯・口腔の役割は大きいものです。私たちは、このことを広く国民の皆様に啓発する必要があります」と挨拶で述べている。

また、共催団体である日本スポーツ・健康づくり歯学協議会が、「国民体育大会の支援を考える立場から流動的になってきています」と述べている。

既報のとおり日本スポーツ・健康づくり歯学協議会の杉山義祥会長は、「沖縄県から始まった同時期・同一場所での開催も今回で5回目を迎えます。来年は、国民体育大会の支援を受け国体の開かれる地で開くので、日本スポーツ歯科医学会総会・学術大会とは別の開催となります。開業医の立場ではマウスガードの普及です。来年の国体は岐阜県で行われるので、その大会に歯科が参画する方法を、岐阜県歯科医師会、岐阜君スポーツ・健康づくり歯学協議会とともに検討している最中です。日本歯科医師会にも強い支援をお願いします」と述べた。

なお、学会認定医や認定歯科衛生士、マウスガード・テクニカルインストラクター、健康スポーツ歯科医をどのように支援していくかが学会の役割であり、スポーツ歯科医学の発展が期待されている。

歯科医学領域の専門的立場からスポーツを支援していることが、国民の間ではまだ、認識広がっていない。

その意味で、特別講演・市民公開講座「挫折からの復活」では、アテネ・北京オリンピックの金メダリストの吉田沙保里さん(綜合警備保障)が登場した。

 吉田さんの恩師である栄和人さん(至学館大学教授、日本レスリング協会女子強化委員長)が特別講演をした。

栄和人さんは、1980年に全日本選手権に初優勝しながら、ロサンゼルス五輪国内予選で敗退し、代表入りできず、「人生が終わったように落ち込んだ」と挫折を味わった。

しかし、「がんばることが一番大事」と自分を奮い立たせ、再度の挑戦で、1988年のソウル五輪で4位に入賞。

「メダルこそ逃したが、自分のなかでは完全燃焼できたと思っています」と述べた。

また、教え子の吉田沙保里さんは2001年から続いていた連勝記録が2008年1月に119で止まり、マスコミが騒ぎ立てるなか、本人も茫然自失となっていた。

しかし、栄さんは直ちに「自分と同じ思いをさせてはダメ」と思い、「勝つ自信を付けさせるため北京五輪までの半年間で精神的に追い込みをかけ、2大会連続の金メダルをえることができました」と活躍の舞台裏を明かした。

25日に開かれたシンポジウムの内容は、後日掲載する予定だ。

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