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ニュース

2009/10/27

医療関係団体・保険組合

歯は本当に国民みんなの命の源である

入れ歯があぶない 保険で良い歯科医療を1025決起集会から

 

<小池晃参議院議員の来賓挨拶>

 

 日本共産党で政策委員長をしているので、政党を代表してご挨拶を申しあげる。 歯科医療の現場の実態を聞いたり、今日の話を聞き、介護の問題で『崩壊、崩壊』といわれるが、それ以上に歯科は深刻な事態が広がっている。すでに歯科は、事実上の崩壊状態に入ってきている、と受けとめている。しかも、歯、口腔の健康は、全身の健康状態に決定的な影響を与えるのだと、あるいは発がんの頻度にも影響する、という話もでてきている。その意味で、胴回りが何センチなどのまったくエビデンスのない話より、歯科の分野でしっかりと国民の健康を守っていく。この方が国民の全身の健康の改善につながり、医療費を抑えることにつながるはずだと思う。  その意味で現在、政治の責任が問われている。わたしも医科の現場で仕事をしてきて、医科と比べて歯科は不当に差別的、診療体系に歯科は置かれてきた。 また、国会でも私が取り上げたが、医科では当然の技術が、歯科では圧倒的に保険適用されてきていない実態がある。 さらに新規技術が歯科では、ほとんど取り上げられていない。 さらに、成功報酬的な、まるめなども歯科の分野で実験的に行われている。 それらが、歯科医師、スタッフの方々に被害を与えている。 海外委託の歯科技工物の問題もおかしい。時々食べる食の安全については、あれだけ騒がれたのに、毎日、口に入れている入れ歯については、ノーチェックのものが放置されているのか。歯科が抱えている問題につて、行政、政治も無頓着すぎる。あまりにも冷たすぎると私どもは思っている。これらの状態を、絶対に変えていかなければならない。 今日の話にもあったが、診療報酬改定は最低でも10%は、引き上げられなければならないと思う。次期、診療報酬改定で実現させなければならない、これは待ったなしの課題だ。10%の値上げで、歯科診療費は僅か0.73増えるだけだ。 歯科で全身状態を改善させれば、医療費を抑えされると思う。その方向で、診療報酬改定を考えていかなければならない。10%の引き上げで必要な国庫負担は、わずか700億円とさきほど報告されたが、私もわずかだと思う。 自費費分の900億円を保険に入れても、1600億円である。 新政権では「コンクリートから人へ」と色々と努力をし、税金のムダも省こうとしている。もっと努力が必要だ。 この国の財政で、歯科に1600億円を投じることは無理ではないと思っている。軍事費、防衛費は4兆8000億円だ。アメリカ軍に対する思いやり予算は、2800億円である。そのうちの300億円は、グアム島にアメリカが新しい軍事基地を作る予算である。グアム島は江ノ島ではない。アメリカの領土だ。何故、日本がアメリカの領土の基地に金を出すのか。このようなことも、徹底的に見直すべきだ、と思う。 また、高速道路の無料化に、5000億円、6000億円も使う。高速道路への思いやりよりも、歯科に対する思いやりの方が、国民の経済的にもプラスになるのではないか、と私は思う。国民の立場に立って、国民の歯、口腔の健康を守るのだ、という立場に国が立てば、必ず財源が出てくるとはずである。 レセプトオンラインの義務化も、撤回にしないと問題の解決にならない。建設的な野党として、新政権に臨んでいくが、おかしなと思ったらしっかりと、ものと言う。その点で、最近は言いたいことが出てきた。 特に、歯科に対する診療報酬改定では言うべきことは、はっきりと言っていきたい。点数引き上げに、変な条件を付けたりしないよう、現場の実態を聞かせていただいて、しっかり論戦に臨んでいきたい。歯は本当に、国民みんなの命の源である。

 

常任幹部会委員、参議院幹事長 参議院 厚生労働委員会委員 東北大学医学部卒

 

医科歯科通信記者

長年にわたり歯科界の動きをチェックし、鋭い視線で切り込みます。茨城県出身。(医科歯科通信)

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