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2009/07/06

学会・学術

歯の咬み合わせが悪いと、転倒もしやすい

咬み合わせのきれいな人は、重心動揺が少ない。

1本下顎の歯が抜けると上の歯が下に落ちてくる。

また左右の歯は寄ってくる。

必ず歯は同じ位置にはない。

歯は抜けると必ず位置を変えてくる。

このために咬み合わせは狂ってくる。

左の歯が抜けている人は、重心が右の方へ移動する。

スライドは、歯周疾患で歯が抜けた症例であるが、噛む力が弱くなってくる。

咬み合わせのバランスも非常に悪くなっている。

歯は抜けると自分が噛む方へ重心が移動してくる。

頭の重心の位置がずれるので、体の重心の位置もずれる。

つまり咬み合わせが安定することは、体の重心も安定する。

重心動揺の要因は二つある。

一つは首から上であり、もう一つは足を怪我して、片方の足が短くなると骨盤の位置がずれてくる。

そこで、重心動揺については、二つの方向で診ていかなければならない。

頭が右に傾いていることが、右側の歯で噛んでいないことになる。

左で噛むと頭の重心は右に移動する。

頭が傾いでいる人は、片側で噛む癖があるか、歯が悪いか、片側を使っていないかである。

右で噛む人は、左側に頭が傾ぐ。

女性の場合は、肩が落ちているので、ショルダーが方にかけにくい。

噛む方の頬の筋肉はきれいであり、顔の線がきれいだ。

歯を使っていない方の筋肉は緩み弛んでくる。

唇は上がる(曲がる)し、目を細くなり下がる。

顔を見るだけで、歯が悪い方が歯科医師には分かる。

友だちを見て、頭が傾いでいたら、傾いでいる方の歯が悪いと思って見ることだ。

歯の咬み合わせが悪いと、転倒もしやすい。

高齢者の方も生涯運動、スポーツであるので、転倒防止など安全が求められる。生活のなかで歯科が関わりを持つのか、咬合の確立、咬合の安定など健康寿命に果たす役割は大きい。

また、身体動揺を考えると、重心のスムースな移動が大切であり、ノルディックウォーキングなどの有酸素運動として有効である。

膝や腰への負担が少なく、運動として効果的だと考えられる。

親知らずがあると、スポーツ外傷で顎骨がぶつかったときに折れることもある。

医科歯科通信記者

長年にわたり歯科界の動きをチェックし、鋭い視線で切り込みます。茨城県出身。(医科歯科通信)

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