国会でラバーダムなどの歯科の点数丸めで質疑
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11月17日 国会質疑
厚生労働委員会で、石井みどり参議院議員が以下質問した。
石井
私が歯科の臨床を続けていたら、怒り狂った問題がある。
ラバーダムが、点数として丸められた。
口腔内には何億個という細菌がいる。
ラバーダムで、唾液から歯を隔離して、無菌的な治療をする非常に重要な手技であるが、その点数がなくなり、算定できなくなった。
また、入れ歯については、補強線が丸められた。
みなさんには、馴染みがないので資料としてお出しした。
歯科医療費は、総医療費の中でどんどんと落ちてきた。
歯科の場合は、意図的にこのようなことが行われてきた。
医科にはある自然増も、歯科にはほとんどない。
新規技術も歯科の場合は入らないことも、原因の一つだ。
こういう現実を、大臣はいかが考えているのか? お聞かせいただきたい。
長妻厚生労働大臣
今、歯科の診療報酬のお話があり、資料もいただいたわけである。
おっしゃられたように、技術評価が据え置かれている項目もある。
また、平成20年の診療報酬改定で若干上がった項目もある。
歯科の診療報酬については、関係学会からの提案や、中医協の医療経済実態調査、中医協の議論を踏まえて、重点的に評価すべきものは総合的に捉えて評価してきた。
これまでの結果として、資料に取り上げられた項目もある。
いずれにしても、今、中医協で精力的に議論をしているところであり、次の診療報酬改定では、今、ご指摘の意見もうかがいながら、適切な評価に努めたい。
石井
歯科の収支差額については、間違った議論がずいぶんされているので、次回はそれを含めて議論させていただきたい。
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