文部科学省、厚生労働省、経済産業省の3省による「メディカル・イノベーションの推進に関する政務会合」は10月22日第2回会合を開いた。
同会合は、文科省、厚労省、経産省が連携して、メディカル・イノベーションが推進されるよう、恒常的に進捗状況の管理や方向性等に関する議論、意見交換、情報共有することを目的としたもの。
第1回会合は、各要項および新成長戦略実現会議との関係や、平成23年度概算要求、今後の進め方について議論が行われた。
第2回会合では、1)革新的医薬品・医療機器の実用化2)「ドラッグ・ラグ、デバイス・ラグの解消を目標とする3省共同の「メディカル・イノベーション実現推進プラン」をまとめた。
また、医薬品・医療機器の研究開発から実用化までの支援を一体的に行うための「ナショナル・メディカル・イノベーション・センター(NMIC)」構想が示された。
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<参考>
文部科学省
【成長の土台となる教育研究基盤強化事業】
1.国立大学の教育研究基盤強化
これまで運営費交付金の中で、新たな教育ニーズに対応し、各国立大学等の個性や特色に応じた意欲的な取組を支援する「特別運営費交付金」について大幅な見直しを行う。
具体的には、新たな取組については、原則「新成長戦略」やマニフェストに位置付けられた事項のみを認めることとし、特に「新成長戦略」の実現に大きく寄与すると考えられる以下の事項について重点的に支援する。
① 「新成長戦略」の実現に資する新たな教育研究プロジェクトの推進
・グリーン・イノベーション、ライフ・イノベーション、先端医療、人材育成等の戦略分野に係
る新たな教育研究プロジェクトを推進
② 世界最先端の研究を支える大学共同利用機関の新たな事業展開
・新しいステージに向けた学術情報ネットワーク(SINET)整備等の新たな事業展開を推進
③ メディカル・イノベーション構想の実現に向けた国立大学附属病院の教育研究環境の充実強化
・メディカル・イノベーション構想を下支えする国立大学附属病院が行う、質の高い医療人の養成や新しい治療法の開発に向けた環境整備等の取組を重点的に支援
④ サポート体制の強化による教育研究設備の有効活用の促進
・「設備サポートセンター(仮称)」の整備による教育研究設備の有効活用を促進
⑤特別なニーズを抱える学生の受入れ支援強化
・社会人、留学生、障害を有する学生など特別なニーズを抱える学生の受入れ支援体制の強化
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