全国口腔医療学会が設立される。
これまでにない、構想であり注目されている。
歯科医師、医師、獣医、看護師、薬剤師などの医療職を会員対象としている。
医師で歯科医師、歯科医師で歯科技工士、歯科医師で歯科衛生士、医師で獣医、医師で弁護士、看護師で弁護士などのダブルライセンスを持っている人たちの存在があり、情報交換の場が期待されている。
全国口腔医療学会には、栄養士、介護関係職はじめ音楽家や僧職の人も加える。
情報を共有する意義から、治療と心(癒し)の問題を含める。
例えば、末期の疾患を抱えて死を見詰めている人々にとっては、精神科医より僧職の人の方が、看取りの場にふさわしい場合もある。
あるいは、病に音楽の持つ力は大きく作用する場合もある。
歯科は生活の医療に位置づけられている。
生まれた時から死を迎えるまで、口腔は機能する。
全身の健康と口腔を論じる時、これまでにない幅広い広がりがある。
以上の構想から全国口腔医療学会が設立される。
医療法などの法律の問題があるが、情報交換と口腔の位置づけを掘り下げる意味で、全国口腔医療学会は大きな広がりが期待されている。
記事提供
© Dentwave.com