中国歯科医療研究会 国際医療交流へ (下)

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日本アンチエイジング歯科学会の第1回中国歯科医療研究会が9月25日、東京・中央区日本橋の八重洲ホールで開かれた。

各講師が以下の内容で講演し、Q&Aのあと講師と参加者たちの名刺交換が行われた。

  

中国歯科技工の実情

和田精密歯研社長 和田主実さん

 中国は膨大な国であり、ほんの一握りの歯科技工所しか見ていない。

歯科技工士の資格はまだ確立していない。

米国と同じで資格を必要としな。

無資格者も歯科技工所で働いている。

(労働保障部の関連責任者によると、「第11次5ヶ年計画」期間中、高技能の人材の育成に拍車をかけ、技能労働者チームの資質の向上をけん引する。

5年で全国に190万名の技師と上級技工者を育成し、新たに700万名の上級技工者を育成し、また中級と初級技能労働者チームの発展を促進するという)

日本のように歯科技工士の資格がなければ、歯科技工所の経営ができないということではない。

ドイツのマイスターのように歯科技工所経営と資格がつながっているわけではない。

歯科技工所は製造工場の許認可である。

 日本では100人を超えると大きなラボといわれるが、中国で100人前後の規模歯科技工所は中小規模である。

大きなラボとなると欧米のディーラーが支援をしている。

日本のラボの90%以上は5人以下である。

歯科技工所によっては、技術や設備面でも日本以上である。

歯科技工所についての統計がとられていないので、正確な実態は把握されていない。

 

<取材後記>

中国人は現在、はやいペースで発展を続けている。

特に欧米から多くの受注があり、中国の職人も相当なレベルに達しているようだ。

 

また、歯科技工は非常に細かな作業の連続であり、相当な忍耐力がない。

働けば豊かになれるという気持ちが強く、仕事に対するモチベーションが高いことが、良い意味で好循環をもたらしているようだ。

現在、沿海部と内陸部の経済格差は著しく、東莞のある広東省には四川や湖南など内陸からの出稼ぎが多い。

職を求める若者は限りなく多く、質の高い労働者を選ぶことは容易であるようだ。

ドイツのマイスターレベルの歯科技工士が、歯科メーカーからに派遣され直接技術指導を行った結果とされる。

日本の個人経営の歯科技工所ではとても設備投資できないような欧米の一流メーカーの機械を導入している大型歯科技工所も増えているそうだ。

山本嗣信

 

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