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2018/01/18

あなたの歯科医院は大丈夫!?歯科衛生士の心の叫び

みなさん、こんにちは。女性の話がどれだけつまらなくても共感を意識しているルーキー片岡です。
今回のテーマは、“歯科衛生士の心の声”です。
なぜ今回、歯科衛生士をピックアップしたのか?
先日参加した東京デンタルショーにて「予防」「口腔ケア」「訪問診療」などがキーワードになるブースに多くの人が集まっていました。「か強診」の取り組み強化の影響もあり、歯科業界で予防歯科への注目度が高まっていることを実感しました。
そこで1つ、私の中で思ったことがありました。
「予防歯科に注目度が高まっていく今後の歯科業界において、歯科衛生士の立場はより重要になってくるのでは?」と。
歯科医院と聞くと、メインは歯科医師であり、歯科衛生士は歯科医師に比べると脚光をあまり浴びていないのかな?という印象が個人的にありました。
そこで、今回はDentwaveの会員である歯科衛生士を徹底調査しました!
その調査結果を見ていきましょう!
現在勤めている歯科医院に不満や悩みはありますか?
歯科衛生士の8割近くは、不満や悩みを抱えているようです。
歯科医院という閉鎖的な空間かつスタッフの大半が女性がという環境下で働いているがゆえの悩みなどが隠されているのでしょうか?
では、彼女たちは何に対して不満を抱えているのでしょうか?
現在お勤めの歯科医院に対する不満や悩みを教えてください
最も多くを占めたのが給料面での悩みでした。調べてみたところ日本の歯科衛生士の平均年収は340万円であり、それに対してアメリカの歯科衛生士の平均年収は800万円でした。(出展:U.S.NEWS「The 100 Best Jobs」)アメリカの歯科衛生士は業務の壁がほとんど無く、日本の歯科衛生士と業務範囲にも大きな差があるようです。同じ職業でここまで大きな差があることに驚きました。
第3位には「理想の業務が出来ない」という回答がランクイン。しかし、こちらの回答はただ単に嫌な仕事が多いというネガティブな意味合いというよりも、もっと患者さんへ貢献したいという思いが含まれているように受け取れます。これに連動して、貢献度に対して給料が割に合わないと感じてしまうのではないのでしょうか?
さらに、悩みの大きさを測るためにこのような質問もしました。
現在お勤めの歯科医院を転職したいと考えたことはありますか?
なんと半数以上の歯科衛生士が現在の職場の転職を考えていることが分かりました。
それほど日頃抱えている悩みは、大きなものであるということが推測できます。
こちらの記事を読まれている歯科医師のみなさんのクリニックも大丈夫ですか?!
では、その中でも転職をしたいと考えてしまう、最も大きな要因は何なのでしょうか?
過去に転職経験のある歯科衛生士に、その要因を聞いてみました。
転職した理由は何ですか?
最も多くの回答を占めたのが、院長との人間関係でしたが、第2位と第3位も僅差でした。
先ほども述べたように理想の業務が出来ないということは歯科衛生士にとって悩ましいことだと再認識できます。さらに、ここでは「新たな専門分野を学びたくなった」という成長意欲を感じさせられるポジティブな理由もランクインしました。
この結果からも歯科衛生士の多くは、自身のスキルアップ、キャリア育成を望んでいる傾向にあることが伺えます。
このアンケートを通して「もっと貢献したい」「もっと成長したい」という歯科衛生士の内なる情熱が私には伝わってきています。
では、歯科衛生士はそういった思いが含まれた悩みや不満を歯科医師に伝えることは出来ているのでしょうか?
不満や悩みを院長先生に打ち明けたことはありますか?
半数近くの歯科衛生士は、悩みを伝えられずにいるようです。元歯科衛生士の方に直接お話を伺ったところ、「院長先生に悩みを打ち明けるときは、院長先生と戦うことを決意したとき」だと言っていました。それほど悩みを打ち明けるということは、歯科衛生士にとってハードルが高いことのようです。
しかし、これまでの結果から考えると、こういった悩みを知らずに放置することは歯科衛生士の成長の抑制、医院経営の悪影響にも繋がってしまうような気もします。
では、歯科衛生士は院長先生にどのような対応を求めているのでしょうか?
あなたは、院長先生にどのような対応を求めますか?
この結果から歯科衛生士は歯科医師に自分たちの意見を聞き、反映してほしいと望んでいることが分かります。それだけ歯科衛生士は、医院へ貢献したい、もっと成長したいと望んでいるのではないのでしょうか?
結論
「歯科衛生士は強い成長意欲を秘めているが、現実とのギャップに不満あり!」
今回の結果から歯科衛生士の多数が悩みを抱えていて、その半数は院長先生に打ち明けられていないことが分かりました。そしてその悩みの多くは、医院への貢献、自身の成長に繋がるものでした。今後、歯科業界では予防歯科への注目が高まるとともに特別業務として歯科保健指導や歯科予防措置が可能な歯科衛生士の重要性も高まると予想できます。そんな歯科業界で、歯科衛生士への理解を深めることは今後の歯科医院経営において必須事項になってくるのではないでしょうか?
歯科医師のみなさまは、是非歯科衛生士の声を聴く場を設けてみてはいかがでしょうか?この記事が歯科医院にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。
Dentwaveリサーチ調べ
調査日時:2017年12月21日
調査人数:52人 (Dentwave会員 歯科衛生士)
本音に迫る!歯科ネタ情報局:ルーキー片岡の歯科業界ここが知りたい!

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