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2013/10/24

第6回 山形にてあこがれの“いも煮会”

歯科技工士コラム 第6回

山形にてあこがれの“いも煮会”
川端 利明 歯科技工士

 去る9月8日の土曜日、台風5号が日本列島を縦断した翌日、山形県に本拠地を持つ技工士の勉強会“MTDS”様からのご依頼で、1日間の実習コースを行ってきました。
 ちょうど1年前の9月にもセミナーをやらせていただいていましたので、懐かしいメンバーの方達とお会いできる楽しみと、翌日に開催していただける山形名物“いも煮会”への期待が膨らみ、その日を心待ちにしていました。
 
鹿谷会長率いる“MTDS”は創立30数年の歴史を持つ、少数精鋭の勉強会で、山形県を中心に,仙台、新潟など近県の会員10数名がそれぞれ役割を分担して運営を行っている、とても、活気にあふれたすばらしい勉強会です。  
主な活動として、年4回、外部講師を招いての学術講習会を企画し、学術ならびに技術の研鑽に力を注いでいるとのことです。  
ところで、今回は実習コースのことはさておき、山形名物‘いも煮会‘についてお話させていただきます。  
山形では“いも煮会”の会場と言うと、馬見ヶ崎川河川敷が一般的だそうです。休日ともなると、河川敷はいも煮会の方たちで埋め尽くされるそうです。

 
翌9日の日曜日は、あいにく、前々日の台風の影響で、木々が倒壊し、水流も激しく、地元の方たちも経験したことのない様な痛々しい状況で、本来であれば大勢の家族や、会社員のグループなどの人たちで埋め尽くされる河川敷も、ほとんど人影もない様な状況でした(図1)。
 
我々が予定していた唐松観音堂前河川敷特設会場は、業者がいも煮会一式と特性テントを準備して提供している場所であったため、中洲のような場所であるにもかかわらず、会場を運営している方たちの必死の復興作業によって、いも煮会を行える状態まで何とか無事、回復されていました。

 
台風一過の晴天で、9月だと言うのに半袖のシャツでも汗ばむ位のいい天気で、正直言ってイメージしていた“いも煮会”って言う気候ではありませんでした(図2)。
 
さて、山形流の“いも煮”についてお話します。(ちなみに東北地方の地域によって材料も味付けも違うそうです)
 
まず“いも煮”の材料は、里芋、牛肉、平こんにゃく、長ネギの4種類が基本で、いたってシンプル。

 
味付けはというと、しょうゆ、砂糖、お酒とこれまた至ってシンプルなものでした。大きな鍋で、ぐつぐつと煮ること約30分、最後にねぎをいれて、火が通れば完成、山形のいも煮の完成です(図3)。

 小ぶりのどんぶりにたっぷりと盛り付けていただき、ビール片手においしく戴きました。  お味の方はというと、私が思うには“すき焼き”と“けんちん汁”を足して2で割ったような感じで、とてもシンプルでありながら、それぞれの具材の違った触感がうまくマッチして、いろいろな歯ざわりが心地よく、奥行きのある味わいで、食べ終わった瞬間に,「おかわり、お願いしま〜す」と言いたくなるような、素朴でいて心も体も温かくしてくれる懐かしいようなおいしさでした。

 
サイドメニューとして、それぞれが自宅から持ち寄った、なすのお漬物や、枝豆をつまみながら、大自然の中でいただくビールはやはり最高でした(図4)。

 
セミナー会場とは違って、大自然の中でのコミュニケーションはおおらかで、“MTDS”のメンバーの皆さんとも、同じテントの下、別のグループの方々とも、仲良くなって、お互いにお漬物の交換をしたり、お菓子やデザートの交換をしたりと、心温かい交流ができたことを嬉しく思いました(図5)。

 午前11時から約3時間、いも煮会で盛り上がり、お土産になすのお漬物をいただき、新幹線で東京へと向かう車中、いも煮の作り方と言う、小冊子を眺めながら、東京に帰ったら自分のラボでも“いも煮会”ぜったいやってみようと考えながら、缶ビールを飲み干しました。

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