株式会社ヨシダ主催「CAMBRAⓇ 診療フロー編」セミナーレポート

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▲CAMBRAⓇ 診療フロー編 セミナーの様子
CAMBRAⓇ 診療フロー編
▲CAMBRAⓇ 診療フロー編 講師「佐久間 愛」先生
2019年6月6日(木)、上野にある株式会社ヨシダ本社において、「CAMBRAⓇ 診療フロー編」が開催された。
「CAMBRAⓇ 診療フロー編」は、CAMBRAⓇセミナーの基礎編・臨床編に参加した歯科医療従事者がCAMBRAⓇを導入・実践できるようにするために、定期開催されている少人数セミナーとなっている。講義・デモ・実習を通じ、参加者はCAMBRAⓇを取り入れた診療プロセスをより深く学ぶことができる。
「CAMBRAⓇ 診療フロー編」のセミナー参加者は10名程であった。平日でありながら、CAMBRAⓇを日常臨床で活用するため、東海地方から足を運ぶ方がいらっしゃった。CAMBRAⓇを既に医院で導入している参加者がいれば、これからCAMBRAⓇの本格的な導入を考えている参加者もいるなど、参加理由は多種多様であった。
「CAMBRAⓇ 診療フロー編」 アウトライン
▲CAMBRAⓇ 診療フロー デモの様子

「CAMBRAⓇ 診療フロー編」 アウトライン


・CAMBRAⓇ 概要
・初診時におけるリスク評価導入のポイント(受付対応)
・模擬患者による医療面接シミュレーション
・誤差の出にくいカリスクリーンの正確な取り扱い方法
・代表的な症例をもとに治療計画立案から提案方法
* CAMBRAⓇの概要については、DentWaveイベントレポートの基礎編・臨床編を参照に。

「CAMBRAⓇ 診療フロー編」講師


・「有渡根 亜希子」先生(歯科衛生士・麻生歯科クリニック)
・「佐久間 愛」先生(歯科衛生士・麻生歯科クリニック)
・「長谷川 直行」先生(麻生歯科クリニック事務長)
本記事では、カリスクリーンの長所、デモ・実習内容を中心に紹介する。
カリスクリーンの長所
CAMBRA デモ2 ▲CAMBRAⓇ 「カリスクリーン」使用方法デモ

カリスクリーンの長所


・MS菌の活動性の推定が可能
・判定時間が15秒と短く、即日評価が可能
・カリスクリーン本体とスワブでリスク評価が可能
・操作が簡便で導入が容易
当然のことながら、カリスクリーンには短所もある。LB菌の活動性は評価できないことや、軟組織に触れると値が変わってしまうことである(非協力的な小児や高齢者に使用する際に注意しなくてはならない)。
カリスクリーンを実習で使用してみたが、スワブの先端を少し曲げて使用すること、1分以内にケースに戻して測定すること、カリスクリーンはスタンドに立てて使用することなど、測定を行う際に注意しなくてはならないことが予想以上に多かった。
加えて、スワブの管理・使用方法を間違ってしまうと、実数値と異なった値が出る可能性が高くなる。CAMBRAⓇ 診療フロー編では、カリスクリーンの使用方法を丁寧にアドバイスしてくれるため、勘所をしっかりと理解する機会になるだろう。
CAMBRAⓇ 診療フロー編を受講して
▲カリスクリーン(口腔内細菌の活動性を15秒で確認可能)
自身のCAMBRAⓇの理解度だが、CAMBRAⓇの基礎編・臨床編を受講済みであり、CAMBRAⓇに関する知識はある程度有していると自負している。海外の研究にCAMBRAⓇを導入したこともあるが、臨床においてCAMBRAⓇを導入するに至ってない。
正直な所、CAMBRAⓇを患者に受け入れてもらうためのフローについて、そこまで理解していなかった。今回のCAMBRAⓇ診療フロー編のデモ・実習では、電話受付からカリスクリーンの使用方法、治療計画の立案・提案方法まで詳細に解説されており、CAMBRAⓇを患者に勧めるためのフローをしっかりと理解することができた。
また、iTOPとCAMBRAの併用方法に関する自身の疑問も解消され、学びや気づきの多いセミナーとなった(iTOPの詳細については、過去のイベントレポートを参照)。
「カリエスは感染症であること、カリエスの治療後も定期通院が必要であることを患者に理解してもらい、患者の生涯の健口を導くことが、我々歯科医療従事者の責務です。」セミナー参加者に向け、佐久間先生は言及した。
「CAMBRAⓇを取り入れたくても、スタッフの理解が得られない」、「患者説明が難しい」、「患者にCAMBRAⓇを中々受け入れてもらえない」などの悩みがある読者は、CAMBRAⓇ診療フロー編受講の検討をお勧めする(東京でのCAMBRAⓇ診療フロー編の次回開催日は、10/10(木)の予定)。
CAMBRAⓇはアメリカ65歯科大学の内40校以上に採用されている。日本の一部の大学の教育課程にもCAMBRAⓇが取り込まれていくそうだ。日本の歯科医院でもCAMBRAⓇが日常的に行われる日はそう遠くはないかもしれない。
本記事が、読者の日常臨床の参考になれば、幸いである。
古川 雄亮(ふるかわ ゆうすけ)
  • 日本矯正歯科学会 所属

東北大学歯学部卒業後、九州大学大学院歯学府博士課程歯科矯正学分野および博士課程リーディングプログラム九州大学決断科学大学院プログラム修了。歯科医師(歯学博士)。バングラデシュやカンボジアにおいて国際歯科研究に従事。2018年より、ボリビアのコチャバンバで外来・訪問歯科診療に携わり、7月から株式会社メディカルネットに所属。主に、DentWaveやDentalTribuneなどのポータルサイトにおける記事製作に携わり、現在に至る。


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