河北新報 2014年1月22日
歯と口内を健康にして長寿県を目指そうと、青森県歯科医師会(山口勝弘会長)は21日、県議会最大会派の自民党に「歯と口の健康づくり推進条例」を制定するよう要望した。
同様の条例は38道府県で制定されており、同会は「来年度までに定めてほしい」と求めた。 山口会長が県議会を訪れ、同党県議の清水悦郎議員総会長に要請書を渡した。
清水県議は「他会派の意見も聞き、前向きに検討する」と話した。
同会は県に対して、条例に基づいて歯と口の健康を推進するための基本計画を定め、県民の健康への意識を高めるよう求めている。
同会によると、県内の75~84歳で20本以上の歯がある人の割合は22.0%で、全国平均40.2%を大幅に下回る。35~54歳の歯周病の罹患(りかん)率も全国平均を上回っているという。 山口会長は「青森県は80歳で20本以上歯のある人を増やす『8020健康社会』を創るべきだ。短命県脱却を目指す県にとって、重要な条例になるはずだ」と話した。
記事提供
© Dentwave.com