長野県歯科保健推進計画など7計画を一本化する

カテゴリー
タグ
記事提供

© Dentwave.com

県が保健医療総合計画策定 全国初、7計画を一本化 長野

 産経新聞 3月8日(金)7時55分配信

 

 県は、県民の健康づくりから予防、治療、療養までの保健医療施策を1つの計画にまとめた「信州保健医療総合計画」を策定した。法律や条例で策定が求められている7つの計画を1つに集約したもので、都道府県レベルでは初の統合計画となる。

県健康福祉部は「これまでは内容が重複していても個別に策定していたが、1つの計画にまとめたことで体系的にわかりやすく県の施策方針を示すことができた」としている。

 

 統合されたのは、県保健医療計画▽県健康増進計画・健康グレードアップながの21▽県医療費適正化計画▽県歯科保健推進計画▽県がん対策推進計画▽県自殺対策推進計画▽県の感染症の予防のための施策の実施に関する計画−。

条例に基づく歯科保健推進計画以外は、法律で策定が義務付けられるもの。

これまで計画年度がほぼ重なりながらも個別に策定されていた。

 

 計画を統合したことにより示された県の全ての保健医療施策に共通する基本方針として、社会全体として相互に支え合う共助(ソーシャルキャピタル)を基礎とした支援体制整備をはじめ、予防活動の充実と健康づくり、医療提供体制の充実強化など4つの柱を掲げる。

計画年度は来年度から平成29年度までの5年間。

同部は「平均寿命は全国トップレベルの本県だが、『長生き』に加えて健康の部分をより伸ばせるように力点を置いた」とする。

 

 計画に盛られた数値目標は575指標。メタボリックシンドロームが疑われる者と予備軍の割合を22年度の33万人から29年度は24万人とする健康分野の目標設定や、人口10万人当たりの医師数を22年度の205人から29年度は230人以上に引き上げる目標などが盛られている。

 

 また県民医療費の見通しは25年度の6481億円に対し、健康保持の増進や医療費適正化への取り組みが達成された場合、29年度は10%増の7138億円程度に抑制できるとしている。

記事提供

© Dentwave.com

この記事を見ている人がよく見ている記事

新着ピックアップ