年頭のご挨拶 参議院議員 西村まさみ

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新年あけましておめでとうございます。昨年は、皆様方より多大なるご支援を賜り当選させていただきましたことを、心より厚く御礼申し上げます。

 先の臨時国会では厚生労働委員会で初質問をいたしました。総論ではありますが、ご支援いただいている全国の皆さんを代表し、歯科界の現状と山積している問題を厚生労働大臣に述べさせていただきました。 また、日歯の重点要望である所得計算の特例措置と事業税の非課税措置の存続について、日歯、日歯連盟役員と共に、連日関係議員のもとに伺い説明して参りました。その結果、民主党のとりまとめではいずれも「経営的に厳しい環境におかれている歯科をはじめとする医療機関に配慮しつつ検討すべき」との文言が記載されました。政府税制調査会でも党のとりまとめが重く受け止められ、来年度は存続できることになりました。しかし、「地域医療を確保するために必要な措置について、今年1年間議論し結論を得る」とされていますので、日歯、日歯連盟と協力し知恵を出し合い、何とか今後の対応を図って参りたいと思います。 また、歯科に関する法律の早期制定に関しましては、民主党歯科医療議員連盟を中心に議論を進めております。この議連の運営を通して、喫緊の課題の解決に向け、本年も引き続き尽力して参りたいと存じます。 まず、来年に迫りました診療報酬・介護報酬の同時改定を見据えた歯科の位置づけです。誤嚥性肺炎の予防などに代表されるように、介護分野や入院患者に対する口腔ケアの重要性をアピールし普及を図るとともに、歯科の適正な評価を主張したいと思っております。そして、指導大綱の見直しです。指導・監査のあり方については、地域による基準の差が問題になっています。地域医療の現場を支えている歯科医師の裁量権を守るためにも、指導大綱の見直しについては重要事項として慎重に対応していきたいと思っております。

 本年度も、開業医の目線、働く女性の視点、そして母親としての心を決して忘れることなく、会員先生方のご指導を賜り、またお知恵を拝借し、職域代表の石井みどり先生にもご指導をいただきながら、皆様のお役に立てるよう努力して参ります。最後になりましたが、先生方の益々のご発展と今年一年のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げ年頭のご挨拶とさせていただきます。

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